【AFP=時事】ロシアは4日、ウクライナ侵攻開始以来最大規模の無人機(ドローン)とミサイルによる攻撃を行い、その後紛争の外交的解決策はすぐさま見いだせないと述べた。
【写真】ロシアによる攻撃を受けて地下鉄駅で一夜を過ごすキーウ市民
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米国のドナルド・トランプ大統領による電話会談が成果なく終わった中、数時間におよぶ爆撃が行われ、ウクライナ市民は全国で避難所に駆け込んだ。
AFPの記者は、首都キーウ上空にドローンが飛び交い、夜通し爆発音が響くのを耳にした。ウクライナ側は防空システムで迎撃した。
ウクライナ空軍は、攻撃には539機のドローンと11発のミサイルが使用されたと発表。救急当局によると、キーウでは1人ががれきから助け出され、少なくとも26人が負傷した。また、ポーランドはキーウにある大使館が損傷したものの、職員は無事だったと述べている。
これまでのロシアによる攻撃を経験したというキーウ市民は、4日早朝の攻撃について「これまでにない攻撃だった。こんなに多くの爆発は初めてだ」と話した。
ロシア大統領府(クレムリン)は4日、侵攻の目標を政治的および外交的手段で達成することが「望ましい」と述べた。ドミトリー・ペスコフ報道官は会見で「しかし、それが不可能な限り、われわれは特別軍事作戦を継続していく」と話している。【翻訳編集】 AFPBB News