米カリフォルニア州にあるファストフード店の駐車場に停まっていた車の中から、134匹のネコが見つかった。うち28匹はすでに死んでいた。悲惨な状況を物語る車内の様子がFacebookに公開されている。
マーセド郡保安官事務所によると、保安官代理が6月29日午後5時半ごろ、同州サンタ・ネラにあるファストフード店に駆けつけた。停まっていたバンのフロントガラス越しから、少なくとも20匹のネコを確認。苦しそうな様子だったという。
現場に到着した動物管理官が車内を詳しく調べると、「極度にやせ細った」ネコ106匹と、すでに死んでいるネコ28匹が見つかった。投稿された写真には、当局が投稿した写真には、ネコがすし詰め状態になった劣悪な環境の車内が写っている。エサや水もなかった。
ネコはただちに動物シェルターに運ばれ、治療を受けている。生後1週間の子ネコも含まれていた。郡保安官事務所によると、治療の完了後、里親の募集を始めるという。
ネコの飼い主、ジーニー・マクソン容疑者（69）は逮捕され、93件の動物虐待の罪に問われている。SNSでは「許しがたい行為」「腹立たしいし、心が痛みます」「この暑さで生き延びたネコがいたのは奇跡」などの声が上がっている。
Weather.comによれば、同地域では29日、気温が38度に達していた。郡保安官事務所は「動物を夏場の車内に放置するのは非常に危険」「取り残された動物は、熱中症、脱水症、最悪の場合、死の危険にさらされる」と注意喚起している。
BuzzFeed Japan
