「野球観戦はコスパ最高!」 グッズ爆買い韓国20-30代女性ファンが一大勢力に


【グラフィック】女性ファン増える韓国野球…最近10年間の1球場当たりの観客数推移と観客の年齢層

 今年過去最大の人気を集めているプロ野球の興行の主役は、断然20-30代の若い女性ファンたちだ。韓国国内の球場を訪れる観客10人のうち4人が20-30代の女性だ。ユニホームやアクセサリーなど応援関連グッズに最も積極的に財布を開くファンもこの世代だ。複雑な野球のルールについてはあまり理解していないため、「野球をよく知らない人々」という扱いを受けてきたこれら女性たちが、今ではチームと選手に対する大きな愛着と積極的な消費によってプロ野球市場の版図を塗り替えようとしている。

■アイドルを応援するかのように球場に「コーヒーの販売車」を送る
 6月22日、プロ野球6球団(KIA、LG、サムスン、ハンファ、KT、SSG)のチケット前売りサイトである「チケットリンク」によると、プロ野球チケットを最も多く購入している消費者の性別と年齢は20-30代の女性であることが分かった。2023年には全購入者の3分の1程度(33.7%)に過ぎなかったが、今年は38.3%とさらに増えた。若い女性ファンの占める割合が5%近く増加する中、20-30代の男性が占める割合は25%から24.5%へと小幅減となった。

 女性ファンが増加する中、プロ野球はアイドルのコンサート会場であるかのようなファンダム(熱心なファン集団)の舞台と化している。歌や踊り、応援が絶えず続く韓国の球場特有の熱狂的な雰囲気がコンサート会場と変わらないというのだ。ある地方球団の関係者は「自分が好きな選手の写真を撮影するため、アイドルのコンサート会場で見掛けた『望遠カメラ』を持ってくる女性ファンたちが増え、特定選手のファンクラブが選手団に『コーヒーの販売車』を提供する様子も今では珍しくなくなってきた」という。一部の球団はこうしたファンダムのために、望遠カメラ専用シートの増設まで検討したという。



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