ロシア軍が激しい空爆、ウクライナのF16戦闘機墜落 パイロット死亡


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ウクライナ空軍によると、死亡したのはマクシム・ウスティメンコ一等中佐。ウクライナ軍が昨年夏からF16戦闘機の使用を開始して以来、パイロットの死亡は3人目、F16戦闘機の喪失は4機目だった。

空軍はウスティメンコ氏について、「人口密集地から離れようと全力を尽くしたが、自分が脱出する時間はなかった」と述べている。

ウスティメンコ氏の死は大きな打撃だった。ウクライナ軍で最先端のF16戦闘機を操縦できるパイロットは少数しかいない。訓練は極めて高度な内容で、修了までには何カ月もかかる。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウスティメンコ氏が命を落とす前に複数の標的を破壊したと述べ、同国の空を守った英雄としてウスティメンコ氏と空軍をたたえた。

大統領によると、ロシアは29日にかけ、ドローン477機とミサイル60発で6カ所を攻撃した。CNNの集計によれば、配備された兵器の数に関してこれまでで最大級の空爆だった。

ここ数週間でロシアのウクライナに対する空爆は激しさを増し、ほぼ毎晩のように続いている。

ゼレンスキー大統領は29日、ロシアがこの1週間だけでミサイル114発以上、ドローン1270機以上、滑空爆弾1100発近くを使用したと語った。



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