お笑い芸人の千原せいじ(55)が6日、自身のYouTubeチャンネル「せいじんトコ」を更新し、歌手・田原俊彦(64)のラジオ番組での不適切発言騒動について私見を述べた。
千原せいじ氏が田原俊彦氏の不適切発言について語る(2024年10月撮影)
田原俊彦氏のラジオ番組での言動
騒動の発端は、田原氏が先月15日にTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に出演した際の発言だ。アシスタントの山本恵里伽アナウンサー(31)からの足に関する質問に対し、「真ん中の足はもっと上がるんだけどね」などと返答。さらに、過去の主演ドラマ「教師びんびん物語」に触れられると「今もギンギンです」と発言し、山本アナの手を触るなどの行為があり、これが不適切な言動として問題視された。
田原氏の謝罪とアナウンサーの反応
田原氏は同22日、自身のイベントで「お騒がせしてどうもすみませんでした」と謝罪。その際、山本アナから「全然お気になさらず。これは番組を盛り上げるための楽しい場面だったって分かっていますから。また来てください」と言われたことを明かした。
千原せいじ氏の「バラエティ論」
この件についてスタッフから問われた千原氏は、「いやもう、だから、“携わってはいけない人”たちがバラエティに携わりすぎやねん」と切り出した。
バラエティと報道の線引き
千原氏は、バラエティ番組の範囲と報道は異なるとし、この区別を理解せずに報道の感覚をバラエティに持ち込む人が多すぎると指摘。それが例えばニュースの、報道の番組でそんなこと言うたら“不適切や”ってなるけど、バラエティの中では“不適切じゃない”と思うねん、俺。バラエティにおいては不適切ではないと自身の考えを示した。「(バラエティに)“携わってはいけない人間”が携わるのはよくない」と持論を展開した。
過度な批判への反論とラジオ番組の実情
さらに千原氏は、昔のTBSラジオでの「ヤラセ」騒動にも触れ、「いやっ、ヤラセも何も、ラジオ番組なんて、素人からそんなおもろいハガキ、来るわけないから。ハガキ職人がおったり、作家が考えたり、それはヤラセじゃないねん」と熱弁。番組として成立させるために、みんな頑張ってることであって、ラジオで読んでおもろいことを書ける素人なんか…おらんて!何でもかんでも攻撃したらええ思って、はき違えたらあかん。人間力の低いやつが、ちょっとバラエティ携わりすぎやわ」と、過度な批判をする層に苦言を呈した。
田原氏の年齢に関する言及
また、「だからその、60すぎやろ?トシちゃん(田原)も…。言うやろ!そんなもん!」と語気を強め、田原氏の年齢を考慮すれば、ある程度の砕けた発言は想定内だという見方も示した。
千原氏は、田原俊彦氏の騒動を「バラエティと報道の混同」が招いた結果だと強く主張し、メディアにおける文脈理解の重要性を訴えた。
[参考文献]
- Yahoo!ニュース (記事リンク元: 日刊スポーツ)