【北京共同】中国北京市郊外の中国人民抗日戦争記念館で8日、抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年の企画展「民族解放と世界平和のために」の一般公開が始まった。展示は八つのテーマで構成し「日本軍国主義による中国人への犯罪行為」といったコーナーも設けた。
新華社電によると、1万2200平方メートルのスペースに1525枚の写真と3237点の展示品を出展した。中国は抗日戦勝80年の節目を機に、日中戦争に関する情報発信を強化している。
日中戦争は1937年の盧溝橋事件を発端に始まった。記念館は盧溝橋の近くにあり、事件から88年となる今月7日には共産党・政府が企画展の開幕式を実施した。