浅倉カンナ、結婚発表後初のメディア出演 那須川天心ラジオにサプライズ登場し祝福受ける

7月7日の七夕に音楽プロデューサーの大本憲幸氏との結婚を発表した元RIZIN女子ファイターの浅倉カンナが、翌8日放送のTBSラジオ『那須川天心のかんきもラジオ』にゲストとしてサプライズ出演し、話題を呼んだ。ボクシング合宿のため大阪からリモート出演していたパーソナリティの那須川天心は、浅倉の突然の登場に「マジか~!心の準備いるって~!」と驚きを隠せない様子だったが、「ご結婚おめでとうございます」と笑顔で祝福の言葉を贈った。

天心と浅倉はかつて交際関係にあったが、2019年にお互いのSNSで破局を報告していた。それ以降、公の場での目立った交流はほとんど見られなかったが、今年3月に天心のYouTubeチャンネルに浅倉が働くカフェを訪れる動画が公開され、親しげに会話する姿が反響を呼んでいた背景がある。今回のラジオでの共演は、破局発表後としては数少ない公の場での対面となった。

番組はこの日、天心がリモート出演のため、番組パートナーの近藤夏子アナウンサーがスタジオで進行を担当していた。番組序盤は近藤アナと天心の2人でテーマトークが進められていたが、リスナーからのメールで浅倉の結婚の話題が取り上げられると、天心は「僕がいうのもおこがましいですけど、一度愛した女ですからね。おめでたいですよ」とコメント。さらに、「昔から(浅倉の)夢が『かわいいおばあちゃんになる』だったので、その夢の第一歩だったのかな」としみじみと語った。

近藤アナが天心に「(浅倉に結婚を)直接伝えてないですよね?」と尋ねると、天心は「タイミングが合えば…」と答えた。そのタイミングで、近藤アナが「その機会を番組が作りました!」と宣言し、スタジオに浅倉を呼び込んだ。画面越しに“元カノ”である浅倉と対面した天心は、「ホントだ!いる!」「マジか~!心の準備がいるって!」と再び大きな驚きの声をあげ、サプライズ演出にタジタジとなっていた。

スタジオには、浅倉の夫である大本憲幸氏も同席しており、天心は初対面の夫に対しても、しどろもどろになりながらも改めて結婚を祝福した。落ち着きを取り戻した後は、浅倉と夫のなれ初めやプロポーズの言葉など、興味津々といった様子で矢継ぎ早に質問を投げかけた。さらに、近藤アナウンサーが天心と浅倉に対し、かつて交際していた当時のエピソードを積極的に尋ねる場面も見られた。リモート出演であったためか、2人はスタジオに直接いるよりもリラックスした様子で、当時を振り返るトークを繰り広げた。

那須川天心のラジオ番組にサプライズ出演し笑顔を見せる浅倉カンナ(左は那須川天心)那須川天心のラジオ番組にサプライズ出演し笑顔を見せる浅倉カンナ(左は那須川天心)

なお、番組の1曲目として天心がセレクトしたのは、加山雄三のウェディングソングをPUMPEEがリミックスした「お嫁においで2015」だった。この選曲理由について尋ねられた天心は、「結婚っていいなって思って」と、まるで今回のサプライズを知っていたかのように意味深な発言をしたが、続けて「この前、京都でPUMPEEさんと会ったので」と具体的な理由を明かした。

浅倉カンナは、高校生でプロ格闘家としてデビューを果たし、2016年12月に19歳という若さで日本の主要格闘技イベントであるRIZINに初参戦した。2017年12月に行われたRIZINのスーパーアトム級トーナメント決勝では、当時女子格闘技界のスターであったRENAに勝利し、見事優勝を飾った。日本の女子格闘技界の中心選手として長年にわたり活躍してきたが、2024年9月に行われた伊澤星花戦を自身の引退試合と定め、判定(0-3)で敗れた後、グローブをリングに置いて現役を引退した。

結婚発表直後のメディア出演、そして元恋人である那須川天心との共演という意外な形でのサプライズ登場は、浅倉カンナの新たな門出を多くのファンが祝福するきっかけとなった。