次々と失踪した闘鶏愛好家 「湖の底へ…」新証言、日本に協力要請へ


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 事件は、マニラ首都圏のあるルソン島南部で起きた。このエリアに点在する闘鶏場への行き帰りの途中で、1年足らずの間に闘鶏愛好家や闘鶏場従業員の少なくとも34人が忽然(こつぜん)と姿を消した。

 その後の捜査で、行方不明者の多くが闘鶏のオンライン賭博に関わっていたことが判明。当局は、片方の鶏を負傷させるなどのチート(不正)行為をめぐるトラブルが背景にあるとみて、闘鶏場の従業員を拘束するなどして捜査を進めていた。

 事態が大きく動いたのは、事件から3~4年がたった今年6月。目撃者を名乗る男性がテレビに出演し、「行方不明者はタール湖に沈められた」と証言した。

 タール湖はルソン島南部バタンガス州にあるタール火山のカルデラ湖で、国内有数の景勝地として知られる。

朝日新聞社



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