つるの剛士、壮絶ないじめ経験 彫刻刀で切られ「今でも傷は残ってます」…教育現場で学んだ“学校に行かない”選択肢


著書『つるのの恩返し』で自らの半生をつづる

【写真】「娘さん美人です」「大きくなりましたね」 つるの剛士が公開した長女との2ショッ

――まずは、『つるのの恩返し』を書こうと思ったきっかけを教えてください。

「ウェブマガジンに連載していたら、編集者の方に『本を出しませんか』って、お声掛けいただいたんです。でも最初は別に自分の家庭のことなんて話すことないですし、恥ずかしいからってお断りしたんですけど、編集の方にすごく熱心にオファーしていただいたので、『自分も50歳の節目だし、棚卸しとしてやってみようかな』と思いました。『約30年芸能界にいる、つるの剛士はこんな人間です』という、そのくらいな感じで書きました」

――著書では父親としてのつるのさんの様子が多く描かれていますが、つるのさんの子どもの頃についてお聞きします。

「僕は、ずっといじめられっ子だったんですよ。親父が銀行員で北九州、広島、大阪、東京といろんなところに引っ越しました。12歳の時に東京に越して来ましたが、そこでのいじめがひどかったんです。クラスで無視されるのは当たり前だったし、彫刻刀で切り付けられたりもしました。今でもその傷は残っています。まあ辛かったですけど、『絶対あいつらには負けねー』『いつか見てろよ!』と思って生きてきました。その後、成人式の時にいじめたやつらが『つるの、あの時はごめんな』って謝ってくれたんです。いじめを美化するつもりは全くないですが、『その経験を通して奮起したことで今の自分がいるのかな』と思ったりもしますね」

――いじめを乗り越えられた理由は何だったのでしょう。

「仲のいい友達がいたことが大きかったですね。あとは音楽に救われました。僕の学生時代はバンドブームで、ロックバンドを組んだり、それが楽しかったから学校に通えたんだと思います」



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