ピアニストの清塚信也氏が、7月13日に放送されたフジテレビ系『なりゆき街道旅』に出演した際の言動が、視聴者の間で物議を醸している。番組で見せた一部の態度に対し、SNS上で批判的な意見が相次いでいる状況だ。
『なりゆき街道旅』奥久慈旅で見せた言動
この日の放送では、清塚氏がハナコ・岡部大氏、丸山礼氏と共に茨城県奥久慈を日帰り旅で訪れた。番組中、清塚氏の特定の言動が視聴者の注目を集めることとなった。
絶対音感に関する発言
旅の途中で名所である袋田の滝へ向かう際、丸山氏が絶対音感を持つ清塚氏に「せせらぎの音とかも音符で入ってきてしまう?」と質問。これに対し、清塚氏は「音符を超えて曲になっちゃうよね」と回答した上で、「(君たちの)隣を才能が歩いてると思って」と発言した。
各所での言動
袋田の滝の入場券売り場では、入場料が必要な場面で「芸能人はタダとかない?」と尋ねる場面があった。また、立ち寄ったそば店では、メニューにない「フルーツパフェ」を注文しようとして店主を困惑させる一幕も。
店主が水のこだわりとして、100mボーリングして汲み上げていること、水を取るだけで車1台分ほどの費用がかかっていることを説明した際、丸山氏が素直に驚く一方で、清塚氏は「車っていってもいろいろあるけど」と返すなど、やや厳しい反応を見せた。
こだわりの水への反応
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そば店で特製水を「どや顔」で飲む清塚信也氏](https://smart-flash.jp/entame/355537/image/0/?rf=2&utm_source=yahoonews&utm_medium=referral&utm_campaign=photo)
さらに、天然氷で作られた特別な水を一人だけ注文し、「おいしい! まじでビール飲んでるみたい」「甘いわ~」と絶賛。岡部氏が「おいしそう!」と羨ましがっても、一口も分け与えなかったことで、現場に微妙な空気が流れたようにも見受けられた。
視聴者からの批判と「キャラクター論」
番組放送後、清塚氏の一連の言動に対し、SNS(主にX)上では批判的な声が多数上がった。
- 「清塚信也さんと一緒にいたらいろいろ疲れそうだね」
- 「一般人と絡ませると口の悪さが際立つな」
- 「なりゆき街道旅見てるけど、清塚信也って人は一般人にきびしくない?なりゆき街道旅毎回みてるけど初めてチャンネルかえた」
といった意見が見られ、清塚氏の態度に不快感を示す視聴者が少なくなかったことがうかがえる。
芸能プロ関係者は、清塚氏が2006年のドラマ『のだめカンタービレ』でのピアノ演奏吹き替えで知られるようになり、ショパンピアノコンクールでの優勝など輝かしい経歴を持つことから、“カリスマキャラ”として人気を博していると指摘。今回物議を醸した態度も、「キャラクターの一環」である可能性に言及している。しかし、その「キャラクター」が視聴者にとっては過剰に映り、「独善的」だと感じる人もいたようだ。
辛口な発言や態度は、時として清塚氏の魅力として受け入れられることもあるが、今回の『なりゆき街道旅』での振る舞いは、それが negative な方向に出てしまった事例と言えるだろう。テレビという公共の場で、共演者や一般の店員とのやり取りにおいて、どこまで「キャラクター」として許容されるかは、常に繊細なバランスが求められる課題である。
参考文献:
- 清塚信也、テレビでの「傲慢とも取れる態度」が物議 『なりゆき街道旅』出演時の言動に批判の声 (FLASH掲載 Yahoo!ニュース配信記事)