ソニーの音楽子会社、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は4日、ビートルズの関連グッズを北米市場向けに販売する権利を取得したと発表した。インターネット配信の普及で音楽の収益性が低下する中、市場拡大が期待されるアーティスト関連グッズの事業を強化する。
11日からニューヨークに期間限定の店舗をオープンし、第1弾のグッズを披露する。衣料品やおもちゃのほか、レコードプレーヤーやピンボール機を予定している。ネット直販サイトも手掛ける方針だ。
ビートルズのさまざまな権利を管理している英アップル・コアと契約した。ソニーの別のグループ会社はビートルズの著作権を保有している。
米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版によると、アーティスト関連商品をめぐっては、楽曲との抱き合わせ販売が増え、ヒットチャートをゆがめているとの指摘もある。(共同)