「太陽が戻ってきた」
米国ドナルド・トランプ政府の政府効率化省(DOGE)から退いて経営の第一線に復帰したテスラ(Tesla)のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の最近の動向について米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は13日(現地時間)、このように評した。
マスク氏が所有しているソーシャルメディアX(旧ツイッター)のリンダ・ヤッカリーノCEOは9日(現地時間)、就任から2年で辞任を発表した。先月、テスラでは北米および欧州生産担当オミード・アフシャー副社長など最高位級役員の退社が続いた。
マスク氏は過去にも要人の交代を頻繁に行ってきた。今年初め、政府効率化省の首長を務めながらしばらく静かだったが再開したのだ。これに関連し、WSJは「最近、会社から高位級が離れたことはボスが戻ってきたことを示している」とし「マスクと働いている人々の間では『生き残りたければ太陽(マスク)に近付いてはならない』という言葉が格言のように残っている」と付け加えた。
反面、マスク氏が予告した新党立ち上げに対する期待感は高くない。ワシントン・ポスト(WP)はこの日、マスク氏が新党創党にその場限りの投資ではなく、相当な費用を支出しなくてはならず、選挙に出馬する候補を探すのに難航している可能性があると展望した。