東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の佐藤仁町長が3日、鳥取県庁を訪れ、職員の震災派遣に対する感謝状を平井伸治知事に手渡した。
南三陸町は太平洋に面し、津波で多くの死者が出るなど甚大な被害を受けた。鳥取県は発生直後の平成23年5~7月に県職員5人と市町の職員10人を課税業務の支援で同町に派遣。その後も各自治体が土地区画整理や林業などで中長期の支援を行った。
佐藤町長は「高台への移転が終了し、観光客の入れ込み客数も過去最高を記録した。おかげさまでここまでくることができた」と感謝の気持ちを示し、平井知事に感謝状と記念品の木製の飾りを手渡した。
平井知事は「南三陸町のご尽力に深く敬意を表したい」と応じた。
同町は東日本大震災から10年となる令和3年3月まで、町を支援した全国の自治体などを回り感謝を伝える。