新幹線のリクライニング、倒しても良い?角度や速度、最新のマナーを解説

新幹線での長旅、リクライニングシートを倒してゆったりと過ごしたいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、「倒していいか声をかけるべきか?」と悩んだ経験はありませんか?

この記事では、新幹線のリクライニングに関する最新のマナーについて、角度や速度、周りの乗客への配慮など、詳しく解説していきます。快適な旅を楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。

現代の新幹線リクライニング事情

一昔前は、リクライニングを倒す際に後ろの人に一声かけるのがマナーとされていましたが、近年では必ずしもそうとは言えなくなっています。

2018年には、実業家の堀江貴文氏が「リクライニングを倒す際に声をかけるのは不要」という持論を展開し、話題となりました。現代では、新幹線内で仕事や動画鑑賞、音楽鑑賞など、それぞれがパーソナルな空間を楽しんでいることが多く、むやみに話しかけることを避ける傾向があると言えるでしょう。

鉄道会社の見解は?

では、鉄道会社はこの件についてどのような見解を持っているのでしょうか? 例えば、東海道新幹線を運営するJR東海では、リクライニングの利用に関する具体的なルールは設けておらず、「後ろの乗客への配慮」を呼びかけているのみです。

「声をかけてほしい」という声も

一方で、「リクライニングを倒す際は声をかけてほしい」という意見も根強く存在します。鉄道トレンド総研が2022年に実施した調査によると、回答者の52.3%が「声をかけてほしい」と回答しています。その理由としては、「突然倒されると驚いてしまう」「怪我を防ぐため」などが挙げられています。

結局、どうすればいいの?

これらの意見を踏まえると、リクライニングを倒す際に必ずしも声をかける必要はありませんが、周りの乗客への配慮は欠かせません。

リクライニングを倒す際のマナー

  1. 後ろの様子を確認する: テーブルを使用している場合や、足元に荷物がある場合は、リクライニングを倒すとぶつかって危険です。
  2. ゆっくりと倒す: 急に倒すと後ろの人が驚いてしまう可能性があります。「チャー・シュー・メン」のリズムでゆっくりと倒すのがおすすめです。
  3. 角度に配慮する: 東海道新幹線の普通車の場合、リクライニングは半分程度に留めておくのが良いでしょう。グリーン車は座席間隔が広く、リクライニング角度も深いため、3分の2程度までなら問題ありません。

まとめ:快適な新幹線旅のために

新幹線のリクライニングは、周りの乗客への配慮を忘れずに利用することが大切です。

  • 声かけは必須ではありませんが、状況に応じて配慮を示しましょう。
  • 倒す際は後ろを確認し、ゆっくりと倒すようにしましょう。
  • 倒す角度は、普通車なら半分、グリーン車なら3分の2程度を目安にしましょう。

これらのポイントを心掛けることで、自身も周りの乗客も快適な新幹線旅を楽しむことができるでしょう。