韓国金融当局 BTS育ての親を刑事告発=株式上場巡る不正取引容疑


 金融委員会傘下で、不正取引の調査などを行う証券先物委員会が16日の定例会議で同氏の刑事告発を決定し、検察に告発した。HYBEの元役員3人についても同様の措置が取られた。

 検察への刑事告発は、金融当局が資本市場法などに違反した疑いがある個人に科すことができる最高レベルの制裁だ。

 証券先物委員会によると、房氏はHYBEの前身のビッグヒットエンターテインメント株を保有する投資家らに対し、株式上場が遅れるなどと偽って同株を知人が設立した私募ファンドに売却させる一方で、この私募ファンドと株式売却益の30%を共有する契約を結び、上場後に約4000億ウォン(約430億円)を受け取ったとされる。

 金融監督院は房氏側が投資家に対し上場が遅れると説明しながら、裏では上場を推進していたとみている。

 房氏が不正に受け取った利益は1900億ウォンに達するという。

 関連法により、大株主などは上場後、一定期間株式を売却することができないため、房氏がこのような規制をかいくぐるために私募ファンドを利用したと金融当局はみている。

 HYBE側は「筆頭株主が金融監督院の調査に出席し、上場を前提に私的な利益を求めた事実がないことを積極的に説明したが、受け入れられず残念だ」として「金融当局の決定を尊重し、今後の捜査で関連疑惑の解明に向けより積極的に協力し、市場と利害関係者の信頼を回復できるよう最善を尽くす」とコメントした。

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