元SMAPの稲垣吾郎(51)が、7月10日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演し、嵐の櫻井翔(42)とバラエティー番組で初めて共演。国民的グループの元メンバー同士の貴重な対談が実現したが、旧ジャニーズ事務所時代の「派閥」を示唆する発言が視聴者の間で大きな話題となった。
『BISTRO J_O』での貴重な対談開始
対談は、稲垣がディレクターを務める東京・原宿のレストラン『BISTRO J_O』で行われた。2人が直接会うのは2015年のNHK紅白歌合戦以来で、プライベートでの接点もほとんどないという。対談開始時、櫻井は明らかに緊張しており、「吾郎くん」と呼ぶように促されても思わず「先輩」と呼んでしまったり、シャンパンを注ごうとしてこぼしたりする場面も。稲垣も「まだちょっと気まずいね」と語り、最初はぎこちない雰囲気だった。
「櫻井・有吉THE夜会」で共演した稲垣吾郎(左)と櫻井翔
稲垣吾郎の“不老”と櫻井翔の驚き
ファンから「不老すぎる」と評される稲垣の若々しい見た目についても触れられた。櫻井は、稲垣が主演したドラマ『ソムリエ』(1998年)の頃から「本当に変わらない」と驚きを示した。稲垣は若さの秘訣として「早寝・早起き・睡眠」を心がけていることを明かした。
ジュニア時代の思い出とリスペクト
また、櫻井はジュニア時代にSMAPのバックダンサーを務めていたエピソードを披露。SMAPが途中からジュニアをバックに使わなくなったため、「(ジュニアでは)最後に踊った世代なんですよ。僕の自慢なんです」と、当時の思い出を嬉しそうに語った。
「共演できなかった」過去への言及
櫻井は、バラエティ番組や国立競技場でのコンサートなど、嵐の活動においてSMAPを参考にし、「先輩が開拓した道の後ろを歩いている」とリスペクトを表明。対談の中盤、この発言に対して、稲垣は「それでなかなか一緒になれなかったのは、すごく寂しいな。いま思うとね」としみじみと語った。この発言は、かつて旧ジャニーズ事務所内に存在したとされる「派閥問題」により、人気グループであるSMAPと嵐の共演が極端に少なかった過去を示唆するものとして、多くの視聴者に衝撃を与えた。
FNS歌謡祭での類似したやり取り
稲垣の発言と同様のやり取りは、2024年12月11日放送の音楽特番『2024 FNS歌謡祭 第2夜』でも見られた。嵐の相葉雅紀(42)がMCを務める同番組に元SMAPの香取慎吾(48)が出演した際、相葉は「なかなかお会いできる機会がなかったから…」と語り、香取も「実はあまり共演してないんだよね」と同意。相葉が「めちゃくちゃ会いたかった」と喜ぶと、香取も「すごくうれしい、ありがとね。相葉くんありがとう」と笑顔で握手を交わす感動的な場面があった。
今回の稲垣と櫻井の共演、そして過去の共演機会の少なさについて語られたことは、長年のファンにとって感慨深いものがあっただろう。また、相葉と香取の例も含め、かつての所属事務所内の力学が人気グループの活動にどのような影響を与えていたのかを改めて考えさせる機会となった。これらの正直なやり取りは、長年のタブーに触れるものとして、今後も多くの議論を呼ぶ可能性がある。
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