アメリカのトランプ大統領がコカ・コーラの甘味料をサトウキビ糖に切り替える計画を表明したことに対し、コーン業界が「数千人の雇用が失われる」と反発しました。
アメリカのコーン精製業者協会は16日、声明を発表し、「高果糖コーンシロップをサトウキビ糖に置き換えることは意味がない」と訴えました。
その上で「何千人もの雇用を失わせ、農家の収入を減らし、外国産の砂糖の輸入を増やす結果となり、栄養面でのメリットもない」と、トランプ氏の計画を批判しました。
アメリカメディアは、「ホワイトハウスが抱える問題の山が追加された」と報じていて、「国内最大のコーンの生産州・アイオワ州に打撃を与える一方、国内最大のサトウキビの生産州・フロリダ州に恩恵をもたらす可能性がある」と指摘しています。
トランプ氏は16日、アメリカ国内で販売されるコカ・コーラにサトウキビから作られた糖を使用することをコカ・コーラ社が同意したと表明しています。
フジテレビ,国際取材部