人気お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬氏(51)が、芸能活動の自粛からおよそ1年半が経過した現在、慶應義塾大学の通信教育課程で学び始めていることが明らかになった。7月中旬、本誌が目撃した小沢氏は、キャップ、サングラス、黒で統一されたシャツとショートパンツ、スニーカーという装いで、以前とは異なる引き締まった体つきと、日焼けした肌、そして名優・宍戸錠を彷彿とさせるふっくらとした頬が印象的だった。手には食料品が詰まったコンビニエンスストアの袋を下げていた小沢氏の姿からは、自粛生活を経ての大きな変化がうかがえる。
自粛期間中に激変したスピードワゴン小沢一敬の姿。黒い服装でコンビニの袋を持つ小沢氏。
松本人志騒動から1年半、小沢一敬の芸能活動自粛の背景
小沢氏が芸能活動を自粛するに至ったのは、2023年12月に報じられたお笑い芸人・松本人志氏(61)に関する性的行為強要疑惑が発端だ。週刊文春の報道によれば、小沢氏は松本氏の飲み会に女性を誘い、ホテルに呼んだ「アテンド役」とされた。所属事務所は当初、「小沢の行動には何ら恥じる点がない」と反論していたものの、その後、「関係者及びファンの皆様に混乱やご迷惑をお掛けしていることに強く責任を感じた」との声明を発表。これを受け、小沢氏は2024年1月から芸能活動を自粛している。この自粛期間はすでに1年半に及び、その間に小沢氏は人生における大きな決断を下したと報じられている。
慶應義塾大学通信教育課程に入学、学歴への複雑な思い
関係者によると、小沢氏は今年4月から慶應義塾大学に入学し、通信教育課程で勉学に励んでいるという。小沢氏は愛知県知多市出身で、地元の中学校を卒業後、名古屋大谷高等学校に進学したが、わずか2カ月で中退している。彼の知人は「今は自粛中で時間もあるし、改めて勉強をしたいという気持ちが強かったようです」と明かす。
実は小沢氏は自身の学歴に対し、以前から複雑な感情を抱いていたとされる。2021年、ABEMAの番組「スピードワゴンの月曜The NIGHT」の「中卒VS慶応 頂上決戦SP」という企画で、彼は学歴に関する自身の思いを語っている。相方の井戸田潤氏(52)から「中卒でしんどかった経験」を問われた際、15歳の頃、青く染めたリーゼントだったために祖母の葬式に出ることを禁じられ、母親が親戚から「中卒なんか産んで」と罵られたという辛いエピソードを明かしている。
慶應出身芸人へのリスペクト、英会話学習への意欲も
この番組でのクイズバトル相手も慶應義塾大学出身者だったが、小沢氏が同大学に深いリスペクトを抱いていることは、彼の別の言動からも見て取れる。2022年11月、自身のYouTubeチャンネル「スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部」に出演した際、彼は慶應義塾大学のお笑いサークル出身芸人の実力を絶賛した。同チャンネルに登場したお笑いコンビ・ストレッチーズ(高木貫太、福島敏貴)が慶應大学出身で、そのサークルの先輩に真空ジェシカ・川北茂澄氏、後輩に令和ロマンがいたと聞くと、小沢氏は「(そのサークルは)優秀だねえ!」と、その層の厚さに心底驚いていたという。
自粛期間中に小沢氏に芽生えた「向学心」は、大学での学びだけに留まらないようだ。本誌が彼を目撃した日、小沢氏はコンビニだけでなく書店にも立ち寄っていた。自宅に数千冊のコミックを所有する「芸能界屈指のマンガ好き」として知られる小沢氏だが、書店に居合わせた男性客は「小沢さんは英会話関連の書籍コーナーを熱心に眺めていました。もう50歳を過ぎているのに、本当に勉強熱心なんですね」と証言する。
顔つきも生活スタイルも大きく変化を遂げた小沢一敬氏。彼が「知性派芸人」として再び表舞台に立つ日も、そう遠くないのかもしれない。
参考文献
- 週刊文春 (Weekly Bunshun)
- ABEMA 「スピードワゴンの月曜The NIGHT」 (Speedwagon’s Monday The NIGHT)
- YouTubeチャンネル 「スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部」 (Speedwagon Ozawa’s Ozawa Club)
- 自身への独占取材、関係者談、目撃情報 (Exclusive interviews, related party statements, eyewitness accounts)