日本テレビ新番組『見取り図の間取り図ミステリー』に不評殺到?ダウンタウンDX後継の重圧と視聴者の声

2025年7月17日、人気お笑いコンビ・見取り図の冠番組『見取り図の間取り図ミステリー』(日本テレビ系)が放送されましたが、早くも視聴者から思わぬ不評を買っているようです。この新番組は、長年にわたり愛されてきた『ダウンタウンDX』(同系)が32年ぶりに刷新された伝統の枠を引き継いだため、その重圧は計り知れません。突然のリニューアルに戸惑う声に加え、番組自体の内容に対する不満が噴出しており、インターネット上では様々な意見が交わされています。

ダウンタウンDXの後番組でMCを務めるお笑いコンビ見取り図の盛山晋太郎とリリー。ダウンタウンDXの後番組でMCを務めるお笑いコンビ見取り図の盛山晋太郎とリリー。

X上で相次ぐ不満の声:『ダウンタウンDX』との比較

X(旧Twitter)上では、『見取り図の間取り図ミステリー』に対する物足りなさを訴える声が続々と投稿されています。「ダウンタウンDX終わってから始まった番組めっちゃつまらない」「ワンクールで終わりそう」「ダウンタウンDXの後番組、これ続くんだろか。なんとなくパンチ力が」など、以前の番組の面白さと比較して面白さに欠けるといった意見が目立ちます。多くのユーザーが、国民的番組の後継としての期待値と現実のギャップに直面し、不満を募らせている状況です。

放送作家が語る新番組の課題:間取り図バラエティとMCの存在感

ある放送作家は、『見取り図の間取り図ミステリー』の内容について具体的に解説しています。この番組は、一風変わった「間取り図」を入り口としたお宅訪問バラエティであり、他人の家を見るという一定の需要はあるものの、ネタの精度が今後低くなる可能性を指摘しています。また、スタジオパートで展開されるミステリークイズや、見取り図の2人による進行に関しても、「特に際立った特徴もなく、ゆったりと進んでいる」と評価。国民的番組であった『ダウンタウンDX』の刺激的な進行やコンテンツに慣れた視聴者にとっては、物足りなさを感じるのは当然だとしています。

『ダウンタウンDX』の“不完全燃焼な最終回”が残す影響

さらに、視聴者が『ダウンタウンDX』に未練を抱き続けている最大の理由の一つは、その“終わり方”にあると指摘されています。6月26日に迎えた最終回では、ダウンタウンの2人が最後まで一切出演することなく、ゆかりのゲストが思い出を語り合う形で終了しました。この前代未聞の事態にネット上は騒然とし、「あんな終わり方したから実感がない」「約1ヶ月前のダウンタウンDX最終回、今思っても不完全燃焼過ぎる」「そろそろダウンタウンDXの時間やなって浮かんだけど、そうやん最終回迎えたっけ」といったコメントがX上でも多く見られ、多くの視聴者がまだ『DX』の終焉を受け止めきれていない状態が続いているようです。

ダウンタウンの“絶大な存在感”が後継番組に与える重圧

前出の放送作家は、ダウンタウンの存在感があまりにも大きすぎたことが、後継番組の苦戦の要因であると分析します。長きにわたり愛されてきた番組の後に続くプログラムは、番組内容はもちろん、MCの力量も非常に高いレベルが求められます。見取り図が32年続いた番組の枠の司会として務まるのかどうか、懐疑的な見方も示されており、新番組が今後どのように視聴者の心を掴み、盛り上げていくのかが、彼らの腕の見せどころとなっています。

果たして『見取り図の間取り図ミステリー』は、この重圧を乗り越え、長く続く番組となることができるのでしょうか。今後の展開に注目が集まります。

参考資料