11月26日に放送された『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)に出演したお笑いタレントのやす子が、過去3年間での休日数を告白し、そのあまりの少なさにスタジオだけでなく世間からも驚きの声が上がっています。
やす子、3年間でわずか7日の休日告白に衝撃
番組のテーマ「話題のワークライフバランスを捨ててる女VS大事な女」に際し、MCのくりぃむしちゅー・上田晋也から「ワークライフバランスとか、今はそれどころじゃないって感じなのか?」と問われたやす子は、「馬車馬です。はい〜」と高市総理の演説を模した言葉で返答しました。さらに「芸能界って人生をかけたイス取りゲームじゃないですか」と表現し、驚くべきことに3年間でたった7日間しか休日がなかったことを明かしました。
やす子は数日間の休みでも不安を感じると述べ、「本当に不安すぎて……よく長嶋一茂さんって長期で夏休み取られるじゃないですか。あんなの信じられない」と発言。これに対し、上田からは「一茂さんの勝手じゃないか!」と鋭いツッコミが入りました。
芸能界の「椅子取りゲーム」と長嶋一茂の対比
やす子が「信じられない」と語った長嶋一茂さんは、ハワイに別荘や母・亜希子さんの墓があるため、しばしば長期休暇を取ってハワイを訪れることで知られています。テレビ誌ライターによると、レギュラー番組を持ちながらも年間100日はハワイで過ごすため、テレビ朝日系『ザワつく!金曜日』に出演したフリーアナウンサーの羽鳥慎一さんからも「理解できない」とコメントされたことがあるといいます。この対照的な働き方は、芸能界における個々の状況と価値観の違いを浮き彫りにしています。
左からやす子、お笑いトリオ「ぼる塾」のあんり
ぼる塾の事例と問われる働き方
上田から「あと何年ぐらいは休みなしで働きたい?」と問われたやす子は、「90歳まで働かなくてもいいお金を貯めたいなと思います」と将来の目標を語りました。一方、番組で共演したお笑いトリオ『ぼる塾』のあんりは、メンバー全員が週に1日の休みを取っていることを告白。ぼる塾の場合、当初は休みなしで活動していましたが、メンバーの田辺さんの体が10分間の漫才に耐えられなくなったことをきっかけに話し合いが行われ、週休1日制を導入したとのことです。この事例は、体調を考慮した結果、働き方を見直した好例と言えるでしょう。
世間の反応と芸能界の未来
芸能人のワークライフバランスの実態を知った視聴者からは、様々な声が寄せられました。「一般人とは別次元のレベルで、心も身体も削って戦ってるんだろうな」「稼げるときに稼いでおかないと、芸能界は一瞬で消えるからしょうがないのか」といった、芸能界の厳しさを理解する意見がある一方で、「サラリーマンからしたら週1休みでもブラックだわ」「休みほとんどなしとか、なんのために働いてるのか分からなくなりそう」「芸能界のワークライフバランス崩れすぎだろ」と、その過酷な働き方に懸念を示す声も多く聞かれました。
これまで過密なスケジュールをこなすことが当たり前とされてきた芸能界ですが、やす子やぼる塾のあんりの告白は、芸能人の働き方を見直すきっかけとなるかもしれません。





