お笑いコンビ・次長課長の河本準一(50)が自身のYouTubeチャンネル「河本じゅんちゃんねる」を更新し、パニック障害とうつ病からの仕事復帰を報告しました。休養中に経験した壮絶な闘病、特に現代社会に潜む「笑顔うつ」の実態を赤裸々に語り、大きな反響を呼んでいます。
仕事復帰を果たした次長課長・河本準一の近影
うつ病の壮絶な症状と医師の助言
仕事復帰した河本さんは、うつ病発症時の具体的な症状を詳細に告白しました。「本が読めなくなる、気持ち悪くて吐く、大好きだった韓国ドラマやスポーツ観戦も、楽しむ感情が全て奪われた」と、日常生活から喜びが失われた感覚を語っています。
医師からは「スマホを切って何も見ないでください。何もしないのが治療です」と指示され、冷や汗を流しながら天井を見つめる日々を送ったといいます。「ご飯を食べるのもお風呂に入るのも面倒で、全く行動できない」と、基本的な意欲さえ失われた壮絶な状況を明かしました。
日本人に多い「笑顔うつ」の実態
河本さんは、特に日本人に多い「笑顔うつ」についても警鐘を鳴らしました。「人前では陽気な笑顔を見せつつも、病気を抱えていることを言えずに愛想を振りまくのは非常に辛い」と吐露。日本には、内心で疲弊しながらも本心を隠す人が多く存在すると指摘し、心の健康への社会の理解と支援の必要性を訴えました。
困難を乗り越え、復帰への着実な一歩
河本さんは今年2月に体調不良で休養を発表し、6月1日にはX(旧Twitter)でパニック障害とうつ病の併発を公表しました。「まだ完全ではないが、ゆっくり一歩ずつ進んでいきたい」と現状を報告し、前向きな姿勢を見せています。
続く6月28日にはラジオの生放送に出演したことをXで報告し、「復帰1発目の生放送出れました」と本格的な仕事復帰へ向けた確かな第一歩を踏み出したことを伝えています。彼の回復と社会復帰への道のりは、多くの人々にとって希望の光となるでしょう。
結論
今回の河本準一さんの告白は、うつ病やパニック障害、そして見過ごされがちな「笑顔うつ」に対する社会の理解を深める上で極めて重要です。著名人の経験談は、同じ悩みを抱える人々が声を上げ、適切なサポートに繋がるきっかけとなります。彼の「ただいま」という言葉には、病を乗り越えようとする強い意志と感謝が込められており、多くの共感を呼びました。