東京都人事委員会は3日、「就職氷河期世代」を対象にした今年度の都職員採用試験の応募状況を発表した。計20人の募集に1142人が応募し、応募倍率は前年度より0・3ポイント増の57・1倍となった。
都は、就職氷河期世代への支援策として、2020年度から毎年、1970年4月2日~1986年4月1日に生まれた人を対象にした採用試験を実施。大卒程度が対象の「I類B」と、高卒程度が対象の「Ⅲ類」で、それぞれ10人程度を採用している。
都によると、今年度の申込者数は「I類B」が641人、「Ⅲ類」が501人。倍率はそれぞれ64・1倍(前年度比3・3ポイント減)、50・1倍(同4・0ポイント増)となった。今後、適性検査や面接を行い、12月11日に合格者を発表する。