【参院選和歌山】二階伸康氏落選で“二階王国”に陰り? 俊博氏の“激変近影”が示す健康不安と政界への影響

「自由民主党公認候補として、伝統ある和歌山選挙区において議席を守れなかったこと、本当に関係者の皆さまに深く深くお詫びを申し上げたいと思います」

先日投開票された参議院選挙和歌山選挙区において、自民党新人の二階伸康氏(47)は有権者の前でこのように語り、落選の無念さを滲ませました。伸康氏は、自民党史上歴代最長となる幹事長を務めた重鎮、二階俊博氏(86)の三男であり、今回の敗北は長きにわたり盤石とされてきた“二階王国”の地盤が揺らぎ始めたことを示唆するものです。加えて、選挙戦中に伸康氏を応援するため公の場に姿を見せた俊博氏の“激変した近影”も注目を集め、その健康状態に対する懸念の声が広がっています。

和歌山選挙区の激戦と“二階王国”の動揺

新人7人が1議席を争った参院選和歌山選挙区では、無所属で前有田市長の望月良男氏(53)が14万1604票を獲得し初当選を果たしました。望月氏に約3万4千票差をつけられた伸康氏は次点となり、落選が確実となった7月20日夜には、有権者の前で深く謝罪しています。

「保守分裂」と報じられた和歌山での今回の選挙は、投票率が過去4回の参院選を上回る59.20%を記録しました。二階伸康氏は昨秋の衆院選でも和歌山2区から立候補しましたが、裏金問題で自民党を離党し無所属で出馬した世耕弘成氏(62)に敗北しています。世耕氏は今回の参院選で当選した望月氏をバックアップしたため、伸康氏が2度も国政への挑戦が阻まれ、“二階王国”の崩壊が決定的になったとの見方が強まっています。

重鎮・二階俊博氏の“激変近影”と健康不安

選挙期間中、早朝の辻立ちや街頭演説に精を出していた伸康氏を応援するため、父である二階俊博氏も和歌山へ駆けつけました。俊博氏は昨年、政治資金問題の責任を取り政界を引退して以来、公の場に登場する機会がほとんどありませんでした。そのため、今回の伸康氏の選挙戦で見せた“激変した近影”に、多くの人々から驚きの声が広がっています。

選挙戦のラストスパートとなった7月19日ごろ、ある1枚の写真がX(旧Twitter)で注目を集めました。自民党の衆院議員である小林鷹之氏(50)が伸康氏の応援演説に駆けつけた様子を収めたものでしたが、マイクを握る小林氏の隣でパイプ椅子に座る俊博氏の姿が捉えられていたのです。小林氏の応援演説は7月10日に行われたと報じられており、伸康氏のインスタグラムではそのときの様子を収めた映像も公開されています。

二階俊博氏が和歌山選挙区の応援演説でパイプ椅子に座る近影。痩せた姿に体調不安の声が広がる。二階俊博氏が和歌山選挙区の応援演説でパイプ椅子に座る近影。痩せた姿に体調不安の声が広がる。

映像や写真で確認できる俊博氏は、ぼんやりとした表情で視線を下に向け、ほとんど身動きせず座っている様子が目立ちました。その姿は全体的に以前と比べて「かなり痩せた」という印象を与え、疲弊している様子がうかがえます。別のシーンでは、俊博氏が立ち上がり「お暑い中多くの皆さまにお集まりいただき……」と有権者に語りかける場面もありましたが、その声は非常に弱々しく、かつての力強い響きは失われていました。また、有権者と手をつないで笑顔を見せる瞬間もありましたが、全体的に覇気がなく、往年の政治家としての勢いや存在感はほとんど感じられませんでした。

かつて幹事長時代には、その強気な発言でしばしば政界に大きな波紋を呼んだ二階俊博氏ですが、今回の“近影”に彼の往時の面影はほとんど見られず、その劇的な変貌ぶりに驚きを隠せない人は少なくありませんでした。こうした状況を受け、SNS上では彼の体調を深く案じる声が多数上がっています。「かなり痩せてしまいましたねぇ」「覇気がない様だけど、大丈夫ですか」「何、立てないくらい疲弊してるの? 脚がめちゃくちゃ細いけど大丈夫かよ」「議員は引退すると急に老け込むけど、これは衝撃」「ガリガリだし、顔に力もない… もうそっとしてあげてほしい」といった心配や気遣いの言葉が多数寄せられています。炎天下の厳しい夏の選挙戦の中、愛する息子を当選させるために奔走していた二階俊博氏ですが、その健康状態には最大限の注意と配慮が払われるべき時期に来ていると言えるでしょう。

結論

今回の参院選和歌山選挙区での二階伸康氏の落選は、長年にわたり強固な地盤を誇ってきた“二階王国”に変化をもたらす可能性を示唆しています。また、炎天下で息子のために奔走した二階俊博氏の“激変近影”は、その健康状態への深い懸念を国民に与え、大きな話題となっています。日本政治における重鎮の動向と健康状態は、今後も引き続き注目されることでしょう。

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