英国出身のヘビーメタルのレジェンド、オジー・オズボーンさん（本名ジョン・マイケル・オズボーンさん）が２２日（日本時間２３日）死去した。家族の声明で発表した。７６歳。パーキンソン病を患い、長く闘病していた。
声明は妻シャロン・オズボーンと長女エイミー、次女ケリー、息子のジャック、そして前妻セルマ・ライリーとの間に生まれた息子ルイスが署名。「言葉では言い表せないほどの悲しみとともに、私たちの愛するオジー・オズボーンが今朝逝去したことをお知らせいたします。彼は家族と共に、愛に囲まれて過ごしました。皆様には、この度の家族のプライバシーへのご配慮をお願い申し上げます」と述べた。
１９７０年に英国でバンド名がタイトルとなった自費レコーディングによるアルバム「ブラック・サバス」でデビュー。７８年に脱退し、その後はソロとして活動したが９７年にオリジナル・メンバーで再結成した。２０２３年の第６５回グラミー賞では最優秀ロック・アルバム賞と最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞。ファンの間では「闇の王子」や「ヘビーメタルのゴッドファーザー」として知られ、ヘビーメタルの先駆者的存在だった。
ミュージシャンとしての活動のほか２００２年から始まったオズボーン家のはちゃめちゃな日常を追ったリアリティー番組「オズボーンズ」が人気を博した。
また２０年１月にはパーキンソン病を患っていることを発表。２３年２月にはツアー活動からの引退を表明した。
報知新聞社
