実業家の三崎優太氏(通称:青汁王子)が2025年7月21日、自身のX(旧Twitter)を更新し、政治への知識が不足している若者の投票行動を疑問視する発言に対し、厳しく批判しました。この発言は、最近の参議院議員選挙における若者の投票率上昇と、その背景にある社会的な議論に一石を投じる形となりました。
玉川徹氏の提起:若者の投票行動への疑問
事の発端は、21日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)での特集でした。番組では、20日に投開票が行われた参議院議員選挙の結果が取り上げられ、国民民主党や参政党が議席を伸ばしたこと、そして前回の参院選よりも投票に足を運んだ人が多かった点に注目が集まりました。
番組内で、元局員の玉川徹氏は、SNSが若者の投票行動を促した可能性に言及。その上で、「今まで選挙に行く人というのは基本的に政治とかの基本知識を持っている人が行っていた」「今までは投票率が上がるのはいいことだと思っていたんだけれども、果たしてどうだろう」と述べ、政治の基本知識を持たない若者が投票することへの疑問を呈しました。この玉川氏の発言は、ネットニュースを通じて広く報じられ、様々な議論を呼びました。
三崎氏の痛烈な反論:若者への負担転嫁に異議
玉川氏の発言が報じられた後、三崎優太氏は自身のXで「テレビで『政治をよく知らない若者が投票するのはいかがなものか』って発言があったらしい」と指摘。「それ本気で言ってるの?」と疑問を呈し、強く反論しました。
三崎氏はさらに、「借金まみれの国を作ったのは高齢者たち。そのツケを払わされる若者が、黙ってろって筋が通らない」と痛烈に批判。若者世代が直面する経済的な負担に触れながら、「投票するなと言うなら、まずは負担を若者に押し付けるな」と、政治的な責任と世代間の公平性の問題を訴えました。この投稿は大きな反響を呼び、多くのユーザーが意見を表明しました。
ネット上の多様な声:賛否両論の反応
三崎氏の投稿に対して、インターネット上では多様な意見が寄せられました。彼の主張に賛同する声としては、「じゃあ大人だってどれだけ解ってるんだって話」「若者から選挙権取り上げてツケだけ支払わせようなんておかしいよ」といった意見が見られました。一方で、投票行動には知識が伴うべきだという観点から、「いや違う。投票するならちゃんと知っとけって話よ」といった反論もあり、若者の政治参加や知識の必要性について、活発な議論が交わされました。
まとめ
今回の三崎優太氏の発言は、若者の政治参加と、彼らが背負う社会的な負担という、現代日本が直面する重要なテーマを改めて浮き彫りにしました。投票の意義、世代間の責任、そして情報化社会における政治への関わり方について、今後も幅広い議論が続くことが予想されます。