援助物資の不足で飢餓が深刻に…イスラエル軍が地上侵攻 ガザの人道危機


17日、爆撃されたのは、避難所となっている学校でした。

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昼夜を問わず爆弾が落とされ、街中では、イスラエル軍の兵士と戦車が大手を振って動き回ります。

ガザの人たちに安息の時はありません。
死者数は、5万人を超えています。

新生児くらいの細さのラザン・アブ・ザヘルさん(4)。医師によりますと、この1カ月、懸命に生きようとしていましたが、最後は、飢えと栄養失調に伴う合併症で亡くなりました。

いま、深刻なのは飢餓です。
ガザへの援助物質搬入は、イスラエル軍が阻止していて、圧倒的に足りていないのが現状です。また、配給所や、そこに向かう路上が、攻撃対象になるケースが頻発していて、わずかな食料を手に入れることすら、
困難を極めています。

イギリス ラミー外相(21日)
「イスラエル政府が何を主張しようと、再三にわたる市民への退避命令は、市民の安全につながっていない。現実はその逆です」

国際社会の糾弾もむなしく、人道危機は、さらなる悪化となりそうです。

現在、ガザで援助物資が配給される場所は、4カ所しかありません。

イスラエル軍は21日、中部地区への地上侵攻を開始しました。これにより、中部・北部への物資運搬は、事実上、絶たれることになります。

ザミール参謀総長 
「人質取引を成立させる可能性を作り出している。我々は、ハマスをさらに苦境に追い込む新たな作戦形式を実施する」

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テレビ朝日



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