2024年7月20日に投開票が行われた参議院選挙の東京選挙区(改選数7)において、政治団体「再生の道」(石丸伸二代表)から立候補し、惜しくも落選した吉田綾氏(40)が、自身のX(旧ツイッター)への投稿を巡り、インターネット上で大きな話題を呼んでいます。特に「パンツ」に関する投稿は、多くのユーザーの関心を集めました。
話題呼んだ吉田綾氏の「パンツ」投稿、その真相とは?
吉田氏は選挙後間もない24日までにXを更新し、「ようやくパンツを買うことができました」と唐突に投稿しました。この投稿には、未開封のパンツの写真が3枚添えられており、その直後から「吉田さんが履くものと見ていた」「まさかのサイズ100」「一瞬、写真を拡大して見直した」といった、吉田氏本人の下着と誤解する反応が相次ぎました。日本の昭和世代では「パンツ」が下着を指すことが一般的であるため、この言葉の選択が混乱を招いた形です。
吉田綾氏が投稿した未開封の子供用ズボン(パンツ)の写真
しかし、吉田氏が自身のnoteでその経緯を説明したところ、投稿された「パンツ」は吉田氏が選挙演説中に公表していた、4歳のダウン症の息子さんの新しいズボンであることが判明しました。これにより、誤解は解消され、ユーザーからは「パンツってズボンのことですね」「言葉の選び方には最大のご注意を」といった、今後の活動への激励と共に、表現に関する助言も寄せられました。この一件は、SNSでの言葉のニュアンスが意図せず大きな反響を呼ぶケースとして注目されました。
参院選での落選、そして「再生の道」と共に歩む今後の政治活動
今回の参院選において、吉田氏は約13万票という多くの支持を得ながらも落選という結果に終わりました。選挙後の20日に行われた会見で、吉田氏は枯れた声で敗戦の弁を述べています。「今回の結果は勝ち負けじゃないと言ってくれる人もいるが、私個人の見解としては選ばれなかった、勝てなかったと理解している」と率直な悔しさを表明。「私に期待して投じてくれた方々にちゃんと応えられる人になりたい」と、有権者への強い責任感と感謝の意を示し、「しっかり諦めずに続けていきたい」と今後の政治活動への意欲を語りました。
参院選落選後の会見で語る政治団体「再生の道」の吉田綾氏
さらに吉田氏は、「再生の道から出てよかった」と述べた上で、今後の活動方針を明確にしました。「今までもこれからも、『再生の道』でなければ、政治は目指さない」と断言し、既存の政治手法では不十分であるとの認識を示しました。そして、石丸伸二氏が目指す「再生の道」の理念に深く共感していることを強調。「未経験の私が今から出て行く意味はない」としつつも、「もしかしたら、私にできることがあるかもしれない」という思いは選挙を通じて変わらなかったと述べました。結果は得られなかったものの、「引き続き『再生の道』と石丸伸二とともに政治をもっとよくしていきたい」という揺るぎない決意を宣言し、これからの政治活動への強いコミットメントを見せています。
出典: Yahoo!ニュース (日刊スポーツ)