中国内モンゴル自治区の工場で23日、実習のため訪れていた学生6人が鉱物などを攪拌（かくはん）するタンクに落下し、溺死（できし）する事故が起きた。大学生らは大学の必須科目の実習で工場を訪問していた。自治区政府が事故原因を調べている。国営中央テレビ(CCTV)などが伝えた。
【写真】実習中の大学生6人が死亡する事故が起きた工場=国営中央テレビ(CCTV)のウェブサイトから
6人は中国遼寧省にある東北大学で鉱物加工工学を専攻する20～22歳の学生。23日午前、鉱物の採掘や加工をする会社の工場で鉱石から有用な鉱物を選別する工程を見学していた際、足元の板が外れて約2メートル下のタンクに落下した。2時間20分後に6人とも救助され、病院に運ばれたが6人の死亡が確認された。板の固定部分が劣化していたという情報もある。事故で教員1人もけがを負った。（瀋陽＝岩田恵実）
朝日新聞社
