タレントとして多方面で活躍するファーストサマーウイカさん(35)が、25日放送のTBSの人気番組「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演し、自身の本名を明かし大きな話題を呼んでいます。バラエティ番組での歯に衣着せぬトークから、昨年放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」での清少納言役まで、その幅広い才能で視聴者を魅了し続けるウイカさんの知られざるルーツが、ついに紐解かれました。
遂に明かされた本名「初夏」とその由来
番組内でMCを務める落語家の笑福亭鶴瓶さんから、ウイカさんのキャリアの原点について深掘りされる中、彼女は自身の本名を「初夏(ういか)」であることを告白しました。小学生時代の卒業文集に「声優!! 初夏」と将来の夢を記していたことが明かされ、鶴瓶さんが「もうあの時ウイカ(初夏)やんか」と驚きを口にすると、ウイカさんは「本名なんで」と即答。この予想外の事実に鶴瓶さんは思わず「読み方が違うんじゃないの?ウイカなの?」と再確認しました。
本名の由来について、ウイカさんは「長女なんですけど、6月生まれなんで初夏に生まれたっていうのと、初めてっていうのも付けたんかなと思いました」と説明。自身の芸名「ファーストサマーウイカ」に、まさか本名の一部が含まれていたとは、多くのファンにとって驚きの新事実となりました。
ファーストサマーウイカがTBS「A-Studio+」に出演し、自身の本名「初夏」と芸能活動のルーツについて語る様子。
バラエティから大河女優へ:知られざるキャリアの全貌
ウイカさんの芸能活動は、2013年にアイドルグループ「BiS」のメンバーとしてスタートしました。グループ解散後、彼女は女性から絶大な共感を集める独特のトークスキルを武器に、瞬く間にバラエティ番組の人気者へと駆け上がります。特に日本テレビ系「上田と女が吠える夜」で初めて単独テレビ出演を果たした際には、その強烈な個性で「来たな」という手応えを感じたと言い、まさに彗星のごとく現れた存在として知られています。
しかし、その活躍はバラエティに留まりません。昨年放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では、個性豊かな才女・清少納言役を見事に演じ切り、その高い演技力が改めて評価されました。トークと演技、二つの分野でトップランナーとして走り続けるウイカさんの多才ぶりは、多くの視聴者を惹きつけています。
演技への原点:声優志望と劇団での下積み時代
現在の華々しい活躍の裏には、長年にわたる地道な努力と確かな下積みがありました。ウイカさんは小学生の頃から既に「声優さんになりたい」という夢を抱いていたと明かし、そのきっかけはゲームが好きだったことだと言います。
中学校に入学すると、今度は「劇団に入りたい」という思いが芽生え、俳優の松尾スズキさんが主宰する「大人計画」の公演を観劇し、「こんな世界があるんやと。お芝居やりたい」と強く感銘を受けたことが、彼女が演劇の道を志す決定打となりました。そして18歳で「劇団レトルト内閣」に所属。この劇団は社会人劇団であり、メンバーは本業を持ちながら週末に稽古を行い、年に2、3回の公演を打つという活動形態でした。ウイカさんは、こうした社会人劇団での経験を通じて、本格的な演技の基礎を築き、表現者としての土台を固めてきたのです。
まとめ
ファーストサマーウイカさんの多岐にわたるキャリアは、単なる偶然ではなく、小学生時代の声優への憧れ、そして「大人計画」に触発されて入った社会人劇団での下積みという、明確なルーツに支えられていることが今回の告白で明らかになりました。本名「初夏」に込められた意味と、バラエティから大河女優へと進化を続ける彼女の背後には、揺るぎない夢と努力があったのです。この新たな情報により、彼女の人間性とタレントとしての魅力が、さらに深く理解されることでしょう。