田久保眞紀氏、「強メンタル」で再出馬へ:学歴詐称問題とコーヒーフェス

自身の学歴詐称問題に端を発する市議会からの2度の不信任決議により失職した前伊東市市長、田久保眞紀氏(55)が、12月14日に行われる市長選への立候補を表明しました。一連の騒動にもかかわらず、田久保氏は連日インスタグラムを更新し、市民イベントへの参加を通じてその「メンタルの強さ」を示しています。この並外れた精神力は、最近開催されたコーヒーフェスティバルでの意外な登場で再び注目を集めました。

学歴詐称問題で失職後、伊東市長選への再出馬を表明した田久保眞紀氏学歴詐称問題で失職後、伊東市長選への再出馬を表明した田久保眞紀氏

「出直し市長選」と「強メンタル」の表明

11月19日に行われた記者会見で、田久保氏は「関係者と市民に多大なるご迷惑とご心配をおかけした」と謝罪しつつ、「出直し市長選」への強い決意を表明しました。記者から「田久保さんにしかない強みは」と問われると、彼女は間髪入れずに「やはり、このメンタルの強さ」と即答。この発言は、彼女の揺るぎない姿勢と、以前からの「田久保節」と称される独特のスタイルが健在であることを印象づけました。

伊豆コーヒーフェスへのサプライズ参加とプロモーション

田久保氏は11月20日、自身のインスタグラムで11月22日、23日に伊東市で開催される「伊豆コーヒーフェス」を告知し、「珈琲大好きな私もイベント会場に行きますよー」と登場を匂わせました。さらに22日には、イベントへの正式な参加を明かし、自身の「イメージカラー紫に合わせてグレープの香りがふわっと薫るバージョン、薔薇の香りが広がるバージョン」の2種類の浅煎りスペシャルブレンド、「田久保まき オリジナルブレンド」を会場で提供すると投稿。積極的なプロモーションを展開しました。

「19.2秒」の過去を揶揄する投稿の波紋

このコーヒーフェス会場で田久保氏がコーヒーを淹れる動画が、「伊東エクスプローラー(@ito_explorer)」のインスタグラムアカウントとの“コラボ投稿”として公開されました。この動画には、「コーヒーを19.2秒で淹れました …なんてね。Ito Explorerのメンバーはちゃんとコーヒーフェスに行って、田久保まき市長にもお会いしました! 早いコーヒーより、もっと早い“ご縁”でした」という皮肉めいたキャプションが添えられていました。これは、2025年の流行語大賞候補にも選ばれたとされる「卒業証書19.2秒チラ見せ」という、彼女の学歴詐称騒動を揶揄する表現に他なりません。田久保氏自身が直接投稿したものではないものの、共同投稿の「承認」を行ったことで、自身のインスタグラムにも掲載される形となり、過去の騒動を“ネタ”にすることへの是非が議論を呼んでいます。

主催者の沈黙と「?????」ブースの真相

イベント主催者とされる人物に田久保氏の登場意図について問い合わせたものの、回答は得られませんでした。イベント参加者によると、事前の告知チラシには田久保氏の名前はなく、全国から集まった22の出店ブースの一つに「?????」と書かれた店があり、そこが田久保氏がコーヒーを提供していた場所だったといいます。まさに“サプライズ”での出店でしたが、会場では参加した市民との写真撮影にも気さくに応じる姿が見られ、ここでも彼女の「メンタルの強さ」が際立つ形となりました。

揺るがぬ「強メンタル」で再起を狙う

田久保眞紀氏は、学歴詐称という重大な問題によって失職したにもかかわらず、その「強メンタル」を盾に、再び市長の座を目指しています。市民イベントに積極的に参加し、時には自身の過去の騒動をも逆手に取るような大胆な行動は、彼女の不屈の精神を表していると言えるでしょう。この姿勢が有権者にどのように受け止められるのか、今後の市長選の動向が注目されます。