俳優の岸谷五朗(60)とミュージシャンの岸谷香(58)夫妻の長男で、実業家やインフルエンサーとして多岐にわたる活動を展開する岸谷蘭丸(24)が、26日に放送されたABEMAの「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演し、自身が「芸能人2世」であることを公表してからの心境を赤裸々に語った。長年抱えてきた秘密を明かすことで得られた解放感と、その裏にあった苦悩が注目を集めている。
柚木蘭丸から本名・親公表へ:活動名変更の背景
これまで岸谷蘭丸氏は、「柚木蘭丸」という名義で人気ユーチューバーやティックトッカーとして活動し、若者を中心に支持を得てきた。しかし昨年12月、ABEMAの報道番組「Abema Prime(アベプラ)」に生出演した際に、実父が俳優の岸谷五朗氏であることを突如明かし、世間を驚かせた。この公表について、岸谷氏は番組内で「就職活動に去年まで悩んでいて、就活しようかな…と思って最近諦めた」と語り、そのタイミングで自身の本名と両親を公表することを決意したと振り返った。「ここで完全に諦めて腹をくくった」という言葉には、大きな決断と覚悟がにじみ出ていた。
公表後の心境:隠し事がなくなった解放感
番組では、自身も「芸能人2世」として知られるタレントの高橋真麻氏が、岸谷氏に「(公表して)楽になりました?」と率直な質問を投げかけた。これに対し岸谷氏は、「だいぶ楽っすね。言えなかったことがなくなったんで」と清々しい表情で即答。「今までちょっとおかしかったんですよね」とも付け加え、秘密を抱え続けることの精神的な負担が大きかったことを示唆した。公表によって、自身のアイデンティティと活動内容が一致し、より自然体でいられるようになったことが伺える。
隠匿生活の苦労:学費と家族との外出
秘密の多い生活は、岸谷氏に様々な苦労を強いてきたという。特に、現在イタリア・ミラノの名門ボッコーニ大学の「世界3位の経済学部」に在籍していることに関連し、海外大学の「学費」について聞かれても詳細を濁すしかなかったと明かした。また、「それこそ、海外でフェスとか」と過去を回想し、「母(岸谷香)と一緒にライブとか行くんですけど、“なんで親とライブ行ってんの?”とか聞かれても、まあ…趣味が一緒で…みたいな感じでごまかしていた」と苦笑い。周囲から「何者だ?」と思われていた状況から脱し、「やりやすいですね」と安堵の表情を見せた。
岸谷蘭丸氏の今回の公表は、単なる「芸能人2世」の話題にとどまらず、個人の選択、キャリア形成、そして情報公開がもたらす心理的な変化といった多角的な側面を浮き彫りにした。ボッコーニ大学での学業と実業家・インフルエンサーとしての活動を両立させながら、新たなフェーズへと踏み出した岸谷蘭丸氏の今後の活躍に注目が集まる。
参考文献
- Source link
- [写真あり] 岸谷香 「NYから…娘に会いにヒョイっと」春休み満喫の母娘ショット公開 – スポニチアネックス (https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/03/28/kiji/20250328s00041000087000c.html)
- ABEMA「しくじり先生 俺みたいになるな!!」番組情報
- ABEMA Prime 番組情報
- ボッコーニ大学 公式サイト