くら寿司「ちいかわ」コラボ第3弾が空前の大混雑、フリマサイトでの転売も問題視

回転寿司チェーン「くら寿司」は、人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボレーション第3弾を7月25日より開始しました。会計2500円ごとに進呈されるオリジナルの「ちいかわ皿」を巡り、初日から全国の店舗に客が殺到。各地で異例の大混雑が発生し、フリマアプリでの転売も問題視されています。

くら寿司とちいかわのコラボで配布されているオリジナル寿司皿くら寿司とちいかわのコラボで配布されているオリジナル寿司皿

炎天下での長時間待機と各店舗での混乱

くら寿司の「ちいかわ」コラボ企画は、6月27日から第1弾〜第3弾に分けて順次実施されています。今回の第3弾キャンペーンでは、会計2500円ごとに先着70万枚のちいかわキャラクターデザイン寿司皿がもらえるため、特に注目を集めていました。過去のコラボでも混雑は報告されていましたが、第3弾開始日にはSNS上で「店外で大行列ができている」「周辺道路で渋滞が起きている」「6時間待ち」といった報告が相次ぎ、その混雑ぶりは以前にも増して深刻な状況です。猛暑が続く炎天下での長時間の待ち時間に、利用客からは「エグすぎ」「世紀末のようだ」「さすがに諦めるレベル」「田舎のくら寿司でも地獄絵図」と驚きと諦めの声が聞かれ、現場の店員を案じる声も上がっています。

高値での転売横行と正規流通への影響

この人気の高まりは、フリマサービス「メルカリ」での「ちいかわ皿」の転売横行にも繋がっています。皿4枚セットが1万円で出品され、実際に取引されているケースも確認されており、限定グッズを営利目的で入手しようとする行為が問題視されています。このような状況に対し、SNS上では「転売目的で来店しないでほしい」「全国の子どもたちが欲しがって泣いている」といった憤りの声が多数寄せられています。くら寿司側も、今回のコラボにおける来店客に対し、「転売または再販売、その他営利を目的とした注文」や「食べきれない量の注文」を控えるよう公式に呼びかけており、改めて適正な利用を促しています。

「ちいかわ」とのコラボキャンペーンは、その人気ゆえに熱狂的なファンを引き寄せますが、同時に大規模な混雑や転売といった予期せぬ問題も引き起こすことが明らかになりました。今後、同様のコラボ企画では、より多くの客が公平に楽しめるような対策や、限定グッズの適切な流通方法が課題となるでしょう。


参考文献: