フリーアナウンサー膳場貴子が27日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。参院選で過半数割れの大敗となった自民党で、石破茂首相に対し、党内で“石破下ろし”が起きていることについて言及した。
番組では、自民党が、比例や盤石な地盤の選挙区でも重鎮や著名議員が多く落選した中、石破首相が続投への意欲を示したが、西田昌司参院議員ら旧安倍派や、自民党青年局などから反発が起きていることを伝えた。一方、閣僚や復党した鈴木宗男氏らから、続投を容認する声があることも伝えた。政治ジャーナリスト後藤謙次氏がVTRで出演し、23日に行われた首相経験者3人との会談では、麻生太郎氏が責任問題に言及したが、石破首相が日米関税交渉を念頭に外交の重要さを訴え、退陣論が出なかったとの状況を伝えた。
VTRを見た膳場は「石破さんなら自民党を変えられるのではないかと期待されて総理になったわけですけど、1年たたずに、え~」と語ると、思わずあきれたような笑いを浮かべ、「この状況ですよね」と続け、コメンテーターに話題を振った。