タイで離婚後、息子と二人きりで生活していて突然死した40代男性の家から酒の瓶が約100本発見され、衝撃を与えている。
タイのメディア「ザ・タイガー」などの外信が18日に報道したところによると、44歳の男性がこのほど、タイ東部にある自宅で死亡しているのが確認されたとのことだ。男性は妻と離婚後、16歳の息子と二人きりで生活してきたという。
息子が帰宅した時、男性は激しいけいれんを起こしていたと同メディアは伝えた。息子はすぐに隣人に助けを求め、その後、救急隊員が到着したが、男性は既に死亡していたとのことだ。
そうした中、男性の部屋からは100本を上回る酒の瓶が見つかり、現地の人々に衝撃を与えた。公開された写真を見ると、男性の寝室には酒の瓶で足の踏み場もないほどで、人が1人やっと通れるような空間しか残っていなかった。ベッドや他の家具も酒の瓶で囲まれている。
警察の事情聴取に、息子は「父は1カ月以上、ビールばかり飲んでいた。父のために毎日ご飯を作ったが、食べ物は全く食べなかった」と語ったという。救急隊員は「亡くなった男性は深刻なストレスによって酒に依存してものとみられる」と言った。現在、男性の詳しい死因を明らかにするため解剖が行われている。
現地のインターネット上でこの男性のニュースが取り上げられ、「気の毒だ」という声が寄せられている。その一方で、酒浸りになり、16歳の息子を事実上放置したことに対しては「理解できない」という批判もあった。
キム・ミョンイル記者