西田昌司議員、石破総理に退陣要求 参院選大敗で「総裁選実施を」

自民党の西田昌司参院議員(京都選挙区)は、党の両院議員懇談会に出席し、石破総理に対し、自ら身を引き、速やかに総裁選を実施すべきだと強く要求しました。懇談会後、西田議員は記者団の取材に応じ、その詳細を語りました。

要求の背景と党内情勢

西田議員は懇談会で、先の参院選における自民党の大敗に言及し、その結果、党が衆参両院で少数与党に転落した現状を指摘しました。同議員は「選挙で国民から明確な『ノー』を突き付けられた」と述べ、現政権の枠組みを含め、今後の重要な判断を下す資格があるのかと疑問を呈しました。さらに、総裁選については、党員も参加する形での実施を求めました。

懇談会では、西田議員を含め60人以上の議員が発言したと報じられています。西田議員は会議を振り返り、「選挙結果は総裁一人の責任ではないが、党の組織として総裁が責任を示さなければ、国民も党員も納得できないだろうという意見がほとんどだった」と述べ、党内に広がる危機感と責任論を明らかにしました。

自民党両院議員懇談会で発言する西田昌司参院議員の様子自民党両院議員懇談会で発言する西田昌司参院議員の様子

今後の政治動向に注目

今回の西田議員の発言は、参院選大敗を受けた自民党内の厳しい現状と、総裁の責任を問う声が多数を占めていることを示しています。今後、党内で総裁選の実施やリーダーシップに関する議論がさらに活発化することが予想され、政局の動向が注目されます。

自民党懇談会後、記者団の取材に応じる西田昌司参院議員自民党懇談会後、記者団の取材に応じる西田昌司参院議員

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