お笑いタレントの狩野英孝が、28日放送の日本テレビ系人気番組「しゃべくり007」(月曜・午後9時)に出演し、長年憧れを抱いていたミュージシャンとの“奇跡の共演”に感極まる一幕がありました。彼の純粋な感動が、多くの視聴者の心に響いています。
サプライズゲスト「19」ケンジ登場に狩野英孝が興奮
この日の番組にサプライズゲストとして登場したのは、大ヒット曲「あの紙ヒコーキ くもり空わって」で一世を風靡したフォークデュオ「19(じゅうく)」のケンジこと岡平健治さんでした。ケンジさんの登場に、狩野英孝は抑えきれないほどの興奮ぶりを見せ、「すごく憧れて曲もコピーさせていただきましたし、路上で(ライブを)やらせていただいたりしました」と、19への深い思い入れを熱く語りました。
狩野英孝、まさかのセッション拒否「マジで聴きたい」
「19」は1999年に「あの紙ヒコーキ くもり空わって」で大ヒットを飛ばし、NHK紅白歌合戦にも出場しましたが、2002年に惜しまれつつ解散。現在はソロアーティストとして活動するケンジさんは、狩野とのセッションを提案しました。しかし、当の狩野は意外な反応を見せます。「いい! いい! マジでいい!」と、セッションを真剣な表情で固辞。「俺はマジで聴きたいんです」と強く主張し、スタッフが用意しようとした自分用のマイクに対しても「スタッフさん、マジでいらない」と拒否。ステージ中央でアコースティックギターを手に「あの紙ヒコーキ くもり空わって」をソロで歌いあげるケンジさんの歌声に、狩野はただじっと聴き入っていました。
日本テレビ系「しゃべくり007」に出演し、憧れの19岡平健治との共演に感動するお笑いタレント狩野英孝
「芸人失格でもいい」狩野英孝が語る熱い想いと有田哲平のツッコミ
歌唱後、狩野英孝はセッションを拒否した真意を語りました。「僕らの世代の青春ソングなんで、マジで聴きたかった」と、その曲に対する特別な思い入れを明かしました。さらに、「芸人としては(セッション拒否は)失格なのは分かってます。入った方が面白いのは分かりますけど、芸人失格でもいいからマジで聴きたかった」と、お笑い芸人としての役割よりも、一ファンとしての純粋な感動を優先したことを告白。この熱い告白に対し、お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平からは、「ずっと芸人としては失格だから。これに限ったことじゃないからさ」と、愛情のこもった鋭いツッコミが入り、スタジオは笑いに包まれました。
狩野英孝の一連の行動は、計算されたお笑いではなく、彼自身の正直な感動が引き起こしたものであり、視聴者にもその熱い感情が伝わる、印象的な放送となりました。
参照元:
報知新聞社