今田美桜主演のNHK連続テレビ小説「あんぱん」第87話が29日に放送。事務補助員・世良(木原勝利)が放った辛辣な一言が視聴者の間で話題となりました。特に嵩(北村匠海)に対するその発言は、SNS上で大きな反響を呼んでいます。
のぶの要望を遮る世良の「多忙」アピール
のぶ(今田)は鉄子(戸田恵子)に、ガード下に来て町の人の話を聞いてほしいと依頼。しかし、世良は「残念ながらこの後も予定はびっしりです」と即座に反論しました。彼は続けて「若松さん、先生は多忙を極めております。今後党内で先生がどういうお立場になられるのか、今の立ち回りで決まるといってもいい。その邪魔だけはしないように」と、のぶに釘を刺します。これに対し、のぶは「町の人の声を聞くがは、邪魔なんですか」と疑問を投げかけました。
NHK連続テレビ小説「あんぱん」第87話の一場面。のぶ(今田美桜)、鉄子(戸田恵子)、世良(木原勝利)の主要登場人物が会話している様子。
漫画家・嵩の夢に世良が「不幸の匂い」
別の場面では、鉄子が嵩(北村匠海)の仕事について尋ねる展開に。就職相談にも乗ると申し出る鉄子に対し、のぶは「彼は漫画を描くために上京したがです。そのためだったら貧乏でもええがです」と、嵩の夢を尊重しつつ丁重に断りました。その様子をニヤリと笑って見守っていた鉄子のそばで、世良は「不幸のにおいがプンプンしますね」と鋭い一言。鉄子は最終的に「まあ、好きにしなさい」と優しく伝えました。
「視聴者の代弁者」と爆笑の反響
この世良の痛烈な発言は、ネット上で瞬く間に拡散。「世良さん、言い方が直球すぎ」「辛辣だけど納得」「『不幸の匂いがプンプンしますねぇ』って朝から吹いちゃった」「視聴者の思いを代弁する男」といった声が相次ぎました。また、「甘いなのぶちゃん。当分はちゃんと仕事しながら漫画描くのでいいんじゃない?」といった、嵩の将来やのぶの考え方に対して現実的な意見も寄せられ、大きな反響を呼んでいます。
世良のストレートな物言いは、ドラマにコミカルさと現実味を与え、視聴者の共感と笑いを誘いました。彼の発言が「視聴者の代弁者」として大きな話題となったことは、本作の魅力の一つと言えるでしょう。
- 報知新聞社