【TVクリップ】「有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?」





テレビ東京の「有吉ぃぃeeeee!」に主演するお笑いコンビ・アンガールズの田中卓志さん(桐山弘太撮影)

 今年開催された茨城国民体育大会の文化プログラムとして開催されるなど、盛んになっている「eスポーツ」。タイトルにもある有吉弘行や、お笑いコンビ「タカアンドトシ」の2人とともに、芸能人の自宅を訪れ、eスポーツでのオンライン対戦を、応募してきた一般プレーヤーなどを相手に挑む番組だ。ネットでは、自身の冠番組「卓志ぃぃeeeee!」も配信されている。

 「ゲームの対戦でボコボコにされても、気持ちが折れない、という点だけは負けないですよ」

 笑いながら話す。レベルの高い一般プレーヤーとの実力の差は、いかんともしがたいケースがままあるが、「たまには、ゲームの実力がそれほどでもない番組のファンを相手にすることもあって。ファンとの独特の関わり方も楽しいですよね。他の番組だと、ロケ先でファンと絡むこともありますが、ゲーム上での関わりっていうのはホント、独特です」。

 番組を始めて以来、「芸能人でゲームをやっている人ってめちゃくちゃ多い」と気付いた。「芸能人としては遠いなあと感じていたような人でも、ゲームをやっていると聞くと、すごく近く感じる」

 もともとゲームは好きだった。まだ売れていなかった時代には、相方の山根良顕(よしあき)とずっとゲームをしていた。「ウイイレ(ウイニングイレブン)とかパワプロ(実況パワフルプロ野球)とかね。パワプロはカープ対カープで。山根のやり込みはすごくて、自分で作った選手で1番から9番までそろえていた」と述懐し、「今の番組に(当時の経験が)ちょっとだけでも生かされているかも」と話す。

 ゲームでは、その人の“素”が出るのも面白いと感じるという。タカアンドトシのトシが、アクションゲームの「大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル」で苦戦しているのを、河北麻友子にバカにされたことに怒り、直接対戦してなんとか河北を倒したときには、「トシさんが心の底から『見たか!』という感じだった」と、その表情を思い出すという。

 「4人がそろって、初戦敗退でもいいから、(eスポーツの)大会に出てみても面白そう」と夢も広がる。「親子で番組を見る人もいて、いろんな世代の人に見てもらえる。ゲーム好きも初心者も、どこかによりどころのある番組にしたい」と、ゲームに精進し、楽しみながら番組作りが続く。    (文化部 兼松康)

 たなか・たくし 昭和51年生まれ、広島県出身。広島大工学部卒業後、お笑いの道へ。平成12年に、同じ広島県出身の山根良顕とコンビを結成。現所属事務所のオーディションに合格し、14年にお笑いコンビ「アンガールズ」としてデビューした。現在、コンビとして「爆報!THE フライデー」に出演するほか、個人としても「バイキング」など、多くの番組にレギュラー出演中。



Source link