人気アイドルグループ嵐が2026年春のコンサートツアーをもってグループ活動を終了すると発表し、その準備が進む中で、大物アーティストによる楽曲提供の可能性がファンの間で大きな話題を呼んでいます。一方で、「嵐らしさ」を求める一部ファンからは異なる声も上がっており、最後のステージに向けた期待と懸念が交錯しています。
最後のコンサートに向けた動きと楽曲提供の憶測
2020年からの活動休止を経て、今回のコンサートは嵐にとって活動再開後最初で最後のライブとなります。長きにわたるブランクがあることから、コンサートの構成について星野源さんや松任谷由実さんといった著名アーティストからの助言があるのではないかと囁かれています。さらに、二宮和也さんの冠番組『ニノなのに』で言及された最後の新曲については、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんがプロデュースする可能性が高いと報じられています。嵐のメンバーと関係の深いアーティストたちとのタッグが噂されており、有終の美を飾るにふさわしい豪華な顔ぶれが取り沙汰されています。
嵐のメンバーが2026年春の解散コンサートを発表し、ファンからの注目が集まる様子。
「嵐らしさ」を求めるファンの声と懸念
しかし、こうした情報に対して一部のファンからは反発の声も上がっています。X(旧Twitter)上では「魅力を感じない」「いつもの人たちが作るから嵐らしさが出て良いんだよ」「ファンは“嵐らしさ”を求めてるから、話題性はマジでいらんのよ」といった意見が見られます。芸能ジャーナリストは、音楽業界ではアーティストからの楽曲提供は一般的であり、長期間活動していなかった嵐にとっては有益な話だと指摘します。一方で、楽曲には提供者のカラーが反映されがちであり、ファンが本当に見たいのは「歌って踊る嵐」、すなわちアイドルらしい輝く姿であって、過度にアーティスティックな楽曲ではないのかもしれないと分析しています。
松本潤の言葉と「自分たちのパフォーマンス」の意味
今年7月に放送された『それSnow Manにやらせて下さいSP』に出演した松本潤さんは、「俺らはファンクラブの人たちに楽しんでもらうってのを4年半お待たせしちゃったから。その人たちに自分たちの言葉でありがとうを伝えたいし、自分たちのパフォーマンスを見せたいっていう感覚」と、ライブ開催への率直な心境を吐露しました。「自分たちのパフォーマンス」という言葉が持つ意味が改めて問われています。これまでも、2020年東京オリンピック・パラリンピックの応援ソングとして米津玄師さんが作詞作曲を手がけた「カイト」や、スガシカオさんが手がけた「きっと大丈夫」「Love Situation」など、アーティストからの楽曲提供による名曲は数多く存在します。しかし、今回は「最後」という特別なタイミングであるため、ファンとしてはより思い出深いものにしたいという気持ちが強く、一層の思い入れがあるのでしょう。
まとめ
2026年春に予定されている嵐の活動終了コンサートは、豪華アーティスト陣とのコラボレーションの可能性と、ファンが求める「嵐らしさ」との間で注目が集まっています。松本潤さんの言葉にも表れているように、ファンへの感謝と「自分たちのパフォーマンス」を届けるという強い思いが込められたこのライブが、一体どのような形で実現するのか。多くのファンが固唾をのんでその詳細を待ち望んでいます。
参考資料
- Yahoo!ニュース (Smart FLASH 掲載)