小島瑠璃子、亡き夫の事業を清算し新会社設立 – 母として輝く新たな道へ

11月に行われた映画イベント『2025 中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan』に登壇した小島瑠璃子(31)は、金髪姿でかつての”バラエティ女王”のオーラを放っていました。その華やかな舞台の裏側で、彼女にとって重要な一つの決着がついていたことが明らかになりました。それは、小島が代表取締役を務めていた『Habitat株式会社』が、11月28日付で東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたというニュースです。同社は、今年2月に急逝した小島の亡き夫が創業した会社でした。

亡き夫のサウナ事業、破産手続きへ

『Habitat株式会社』は2020年10月に設立され、亡き夫が手掛けていたのは温浴施設のDX(デジタルトランスフォーメーション)事業でした。具体的には、サウナの検索サイト運営に加え、施設の予約管理や顧客データを一元管理できるシステムの開発・販売を行っていました。サウナブームを背景に需要を見込んでいたものの、投資に見合う収益モデルの確立が難航し、夫が亡くなる以前から資金繰りはかなり逼迫していたと伝えられています。東京商工リサーチの報告によると、同社は2023年9月期決算の時点で既に約1億4000万円の最終赤字を計上し、約650万円の債務超過に陥っていました。

金髪姿で活動を再開した小島瑠璃子金髪姿で活動を再開した小島瑠璃子

小島瑠璃子の決断と新会社「USAGI」設立

夫の死後、今年4月に同社の代表取締役に就任した小島は、会社を畳むという苦渋の決断を下しました。今年5月の「女性セブン」の報道によれば、連休明けには株主や関係者に対し、彼女名義で「会社をたたみます」という決意を綴ったメールが送られたといいます。税金の滞納により法人口座が差し押さえられ、入出金もままならない状態だったため、もはや手の施しようがなかったようです。

しかし、ここからの彼女の動きは迅速でした。『Habitat社』の破産処理を進める一方で、小島は今年9月には自身の活動拠点となる新会社『株式会社USAGI』を設立しました。同社の登記簿には、芸能タレント活動だけでなく、衣料品、化粧品、アクセサリー、食料品、飲料の企画・製造・販売など、多岐にわたる事業内容が目的として掲げられています。

母として、経営者として拓く未来

YouTube番組『ReHacQ』に出演した際、小島は「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」と語り、知人から「そのためには母親であるあなたが輝いていないといけない」と諭されたことを明かしています。また、11月の映画イベントでは「お茶に救われた経験があり、中国へお茶の勉強に行っていた」とも発言しており、得意の中国語を活かしたビジネスへの挑戦も噂されています。新会社設立は、まさに彼女自身が再び輝くための新たな一歩となるでしょう。

亡き夫のサウナ事業を”整え”、自らの事業で新たなスタートを切った小島瑠璃子。母として、そして経営者として、彼女の可能性は無限大に広がっています。