トランプ氏、雇用統計に「詐欺だ!」と不平 労働統計局長の解任表明


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 トランプ氏は、自らのソーシャルメディアに「詐欺だ! 彼女は大規模な『修正』をし、クビになった」と投稿。7月の雇用統計について「ここ50年で最大の誤った数字だ」と批判した。

 労働統計局が1日発表した7月の雇用統計では、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月比7万3000人増で、市場予想を下回った。また、5月と6月の就業者数を大幅に下方修正し、当時の発表に比べ、実際は計25万8000人少なかったと発表した。

 トランプ氏は1日、大幅な下方修正などについて批判し、局長解任を指示したと明らかにしていた。

 ただ、雇用統計の就業者数の修正は毎月のことで、バイデン政権下でも下方修正されたことがある。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、調査対象となる約12万1000企業・政府機関のうち、その月の雇用統計への反映が間に合うように回答するのは約6割。残りは翌月以降に回答してくるため、前月までの数字に修正が生じる。【ワシントン大久保渉】



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