母子死亡、逮捕の兄が殺害認める供述 さいたま


 8日午後6時10分ごろ、さいたま市桜区道場の集合住宅の一室で「赤ちゃんの泣き声がする」と住民から110番通報があり、駆けつけた埼玉県警の警察官が5階の一室でこの部屋に住むパートの安保王子(あんぼ・きみこ)さん(24)と息子の大翔(はると)ちゃん(3)が血を流して倒れているのを発見。2人は顔や胸などに数十カ所の刺し傷や切り傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。

 県警は駆けつけた際、警察官に包丁で襲いかかったとして、公務執行妨害の疑いで同居する王子さんの兄で無職、安保友佐(ともすけ)容疑者(25)を現行犯逮捕した。2人への殺害を認める供述をしており、県警は殺人の疑いでも調べている。動機については曖昧な供述を繰り返しているという。

 県警によると、王子さんは台所、大翔ちゃんは別の部屋で倒れていた。安保容疑者は2人と母親(57)と兄(28)の5人暮らしで、兄と母親は外出中だった。



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