RIZIN LASTMAN STANDING王者である平本蓮選手が5日、自身のSNSを通じて、人気格闘家兼YouTuberの朝倉未来選手との長きにわたる因縁に終止符を打つと宣言し、ファンに大きな衝撃を与えています。「俺達の再戦はもう無くなりました」「この争いも終了」という言葉で、二人の関係性の新たな局面が示されました。
朝倉未来選手と平本蓮選手、RIZINでの激しい因縁を象徴するツーショット
朝倉未来、次戦指名で平本蓮への言及を撤回
この「決別」宣言の背景には、朝倉未来選手の次戦相手に関する発言の変遷があります。去る7月28日に開催された『超RIZIN.4』で、因縁の相手クレベル・コイケ選手に4年越しのリベンジを果たした朝倉選手は、試合後の記者会見で次戦の選択肢として平本選手を指名していました。しかし、その際には「また怪我で出来ないんじゃないですか、どうせ。復帰1回目でやったら、あーだこーだ言われても面倒なんで、ちゃんと(平本が)絶好調の時にしっかりやってやりたいなと思ってます」と、平本選手の万全の体調での再戦を条件として挙げていました。
ところが、朝倉選手は5日に公開した自身のYouTube動画内で、その方針を転換しました。「俺は一番強いヤツとやりますよ。9月のタイトル戦でシェイドゥラエフが勝てば指名させていただきます」と、次戦の相手としてシャブカト・ラフモノフを念頭に置いた発言をし、平本選手に対しては「アイツは興味ない。仮病でどうせやんないでしょ」「たまにミット打ちの動画を出して、上からの評論を続けて自分はここにいるよって頑張っていくんじゃない」と、もはや眼中にはないという挑発的な姿勢を見せました。
平本蓮の「終戦」宣言とその背景
朝倉選手のこの動画公開後、平本選手は自身のSNSを更新。当初は「朝倉未来シェイドラエフ指名か… 流石やな!男に二言は無いスタイルで成り上がってきた男は違いますな… 大晦日シェイドラエフ戦応援してます!」と、皮肉を込めた形で朝倉選手の指名を応援する投稿をしました。しかし、その直後に「これにて俺達の再戦はもう無くなりました お前はベルトを目指すし俺は世界を目指す これにてこの争いも終了」と、朝倉選手との長年にわたる舌戦や因縁に明確な終止符を打つことを宣言。互いの目標の違いを挙げ、それぞれの道を歩むことを示唆しました。
ファンからの様々な反響
この平本選手の投稿に対し、ファンからは様々な反応が寄せられています。「クレベルか、ケラモフと見たいです!」と平本選手が海外の強豪ファイターと対戦する姿を望む声や、「朝倉未来が勝ったら再戦してください!」と、再び二人の対戦を熱望する声など、ファンの間でも意見が分かれています。この一連の動きは、RIZINにおけるトップファイター間の関係性が大きく変化したことを意味し、今後の動向から目が離せません。