比で妻射殺、78歳夫に求刑 神戸地裁


 フィリピン中部セブ島で昨年8月、実行役と共謀して現地在住の会社社長、浜田純子さん=当時(71)=を射殺したとして、殺人罪に問われた無職の夫、慎一被告(78)の裁判員裁判が10日、神戸地裁(川上宏裁判長)で開かれた。検察側が論告求刑する予定。

 検察側は冒頭陳述で、愛人関係だった実行役のフィリピン人の女(28)へ日本から送金を続けるため、純子さんに譲渡した雑貨の販売・輸出会社の経営権を取り戻そうと考え殺害を指示したと指摘。弁護側は事実関係を争わないとして、被告が高齢であることを量刑上考慮するよう求めた。

 起訴状によると、昨年8月24日夜、現地の男女と共謀し、セブ島の路上で車を運転していた純子さんを拳銃で数発撃って殺害したとしている。 



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