中国の謎のステルス機画像が拡散:第6世代戦闘機かAI無人ドローンか

最近、中国のソーシャルメディア上で正体不明のステルス航空機の画像が広まり、これが第6世代戦闘機または次世代戦闘ドローンの試作機である可能性が浮上しています。

中国のソーシャルメディアに流出した、無尾翼設計の謎のステルス航空機。正面と飛行中のシルエットが捉えられている。中国のソーシャルメディアに流出した、無尾翼設計の謎のステルス航空機。正面と飛行中のシルエットが捉えられている。

拡散された画像の概要

香港英字紙サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は6日、中国ソーシャルメディアで4日から未確認のステルス航空機の画像が流布していると報じました。少なくとも2枚が確認され、地上から撮影されたと見られます。画像は画質が悪く、撮影日時や場所も不明ですが、機体は流線形で従来の中国ステルス機と異なるシルエットが特徴です。特に、垂直尾翼がない無尾翼設計の可能性が指摘されています。

専門家の分析:第6世代戦闘機か無人ドローンか

SCMPが引用する軍事分析家の一部は、この機体が既存のJ-20やJ-36とは異なる「第3の第6世代戦闘機」の試作機である可能性を指摘。J-36よりも小型で機動性速度を重視したプラットフォーム、あるいはJ-50やJ-XDSといった別の試作機との類似性も指摘されています。

一方、米軍事専門メディア「ザ・ウォー・ゾーン(TWZ)」は、操縦席や垂直尾翼など有人機の特徴が見られない点を強調。人工知能(AI)基盤で自律戦闘が可能なステルスドローン、具体的には有人機と連携する「ロイヤル・ウイングマン」に近い高性能な戦術ドローンである可能性を分析しています。

中国政府と国営メディアの反応

中国の国営メディア、グローバルタイムズは同日、The War Zoneの報道を引用し、「写真の真偽は確認されておらず、中国政府も第6世代戦闘機の開発を公式に認めたことはない」と報じています。

この謎のステルス航空機の画像は、中国が極秘に進める次世代航空技術の方向性を示すものとして注目されます。第6世代戦闘機AI搭載ドローンか、その正体と世界の軍事バランスへの影響が今後も注目されます。

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