釜山市内のあるピザ店で子犬が冷蔵庫の中にいる様子を撮影した写真が広がり波紋が広がっている。飼い主の経営者はチョソン・ドットコムの取材に「11年飼ってきた子犬だ。心臓病にかかったので暑さが体の負担になると思い適正な温度の冷蔵庫で涼ませていた」と説明した。
7月30日に動物保護団体ケアのインスタグラムに1匹の子犬が冷蔵庫の中にいる写真が掲載された。この冷蔵庫はピザ店内にあり子犬は中で座っていた。写真はこの店を訪れた市民が撮影したもので、あるインターネット掲示板に投稿されその後拡散した。
ケア側は「マルチーズの子犬が震えながら冷蔵庫の中に監禁された状態で発見された。信じられないが食材も中にある営業用の冷蔵庫だ」「小さい敷物とピザの材料の間に置かれていた。暑さを避けるためだったかは知らないが、子犬は震えていた」と伝えた。
ケア側はさらに「一時的に暑さを避ける意図があったとしても、これが繰り返された後に1回でも中にいるのをうっかり忘れてしまえば、この子は冷蔵庫の中で低体温症や呼吸困難で静かに死んでしまうかもしれない」とも指摘した。
さらに「食品の衛生面でも重大な問題がある。動物と食材が同じ空間にいるという事実だけでも法律に違反する可能性が高い」「この飲食店を公開する前に、このような行為を直ちに中断するよう求める。今日は暑さを避けるためだったかもしれないが、明日は生命を奪う冷凍庫になるかもしれないからだ」と訴えた。
騒ぎを受け店主は「子犬の健康を考えてやったことだ」と反論した。店主はチョソン・ドットコムの取材に「11年も飼ってきた家族同然の子犬だ。私たち夫婦が店で働いている間に自宅に1匹で置けないので連れてきた」「この子は心臓病を患っているので、暑い時は息がしづらくぐったりすることが多い。そのため暑さでつらそうな時は冷蔵庫の中でしばらく涼ませている」と説明した。
店主はさらに「問題の写真を撮影した人が警察に通報し、出動した警察官が冷蔵庫の中の温度を確認したが、特に異常はないと判断して帰っていった」「子犬が冷蔵庫から出たがれば合図をするし、こちらも子犬の状態を常に確認している」とも強調した。
チョン・アイム記者