八代亜紀 歌手生活50周年 12月20日 熊本城ホールで公演





八代亜紀さん

 演歌、歌謡曲の女王として長年ポピュラー音楽の最前線に立ってきた八代亜紀(69)が、熊本市と東京都立川市に誕生するホールで相次いでこけら落とし公演を行う。来年は、昭和46年の歌手デビューから50周年に向けた記念のコンサートも始まる。

 12月20日は、熊本城ホール開業記念のステージに立つ。熊本県八代(やつしろ)市出身の八代にとってはご当地であり、平成28年の熊本地震からの復興への願いもある。

 「私にとっても特別な場所であり、会場には私が描いた絵と、地元のお子さん、大人が描いた熊本城の絵を展示します」と、歌とともに長年情熱を傾けてきた絵も披露する。

 来年4月16日には東京・多摩地区最大級の多目的ホール「TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)」のグランドオープン記念で「50周年スペシャルコンサート」を行う。各地で周年記念公演を行うが、「私にとっての集大成としたい」と意気込んでいる。

 自身は、50年の歌手生活を「すごいでしょっ!」と笑ってみせるが、「最初は5年がんばろう、次の5年、次も5年…と。気づいたら50年だったという感じです」と振り返る。

 今も1日に複数公演をこなし、年間110~120ステージに立つ。

 「歌って疲れますよ。でも、絵は疲れないの…」と言い、絵を描くことが気持ちのリセットになっているという。

 ここまで長く続けてこられた秘訣(ひけつ)は、「怒らない。笑顔でいること。厳しく特殊な世界だけれど、いつも“ありがとう”の気持ちでいました」と迷わずに答えた。

 コンサートの問い合わせは、熊本=RKKイベント096・328・5525▽立川=キョードー東京0570・550・799まで。



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