NHK連続テレビ小説「あんぱん」の放送中、予期せぬ子役のハプニングが発生したものの、主演の今田美桜と共演の北村匠海が見事な連携で乗り切り、そのプロフェッショナルな対応が視聴者の間で大きな話題を呼んでいます。自然体でありながらも迅速な対応に、SNS上では称賛の声が相次ぎました。
第94話で起きた予期せぬハプニング
注目が集まったのは、先だって放送された「あんぱん」第94話での一幕です。主人公・のぶ(今田美桜)の妹であるメイコ(原菜乃華)が第二子を妊娠し、長女の愛(五十嵐美桜)、夫の健太郎(高橋文哉)と共にのぶの自宅を訪れるというシーンでした。一家が居間で団らんしている最中、長女の愛を演じる子役が、こたつに載せられた天板を勢いよく引っ張ってしまうというハプニングが発生しました。健太郎役の高橋文哉が何度か制止しようと手を置くものの、会話が続く中で天板は大きく動き、食事が載った状態のままずれ動いてしまいました。
おなかの大きいメイコ(原菜乃華)と夫の健太郎(高橋文哉)、長女の愛(五十嵐美桜)が、のぶ(今田美桜)宅を訪れたシーン。
今田美桜と北村匠海の「プロの連携」
その瞬間、のぶ役の今田美桜と嵩役の北村匠海が、すかさず天板の角にそっと手を添え、二人で協力して元の位置に戻しました。高橋文哉はセリフを話している最中だったため、一瞬、動揺の視線を天板に向けたものの、演技を中断することなくメイコの方に視線を戻してセリフを続けました。また、蘭子役の河合優実も、思わず対応しようと左手が動く様子が見て取れました。このわずかながらも、役者陣がとっさに機転を利かせ、演技を破綻させずに事態を収拾した一連の対応は、まさにプロフェッショナルな「神対応」として多くの視聴者の感動を呼びました。
視聴者からの絶賛とSNSでの反響
この一連の出来事に対し、SNS上では「テーブル動かして一瞬ヒヤリだった」「なにげなくテーブル直すの面白かった」「あわや大惨事というところを未然に防ぎつつ冷静にお芝居を続ける皆さん、さすがプロ」「芝居ではない本当の夫婦のように感じ取れた」「大人たちがカバーしてお芝居続けてるの尊い」といった、俳優たちの対応を称賛する声が多数寄せられました。予期せぬ状況下での臨機応変な対応と、それを自然に演技に落とし込むプロ意識が、視聴者からの共感と感動を呼んだと言えるでしょう。
この出来事は、「あんぱん」という作品の魅力だけでなく、出演者たちの高いプロ意識とチームワークを示すものとなり、ドラマに対するさらなる期待感を高めました。
参考文献:
- 中日スポーツ (Chunichi Sports) – 今田美桜と北村匠海が見せた「神対応」 子役によるハプニング、演技を続けながら自然にフォローし反響 (2025年8月8日)