トランプ氏、中南米の麻薬組織に軍事行動か 米紙報道


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米紙ニューヨーク・タイムズは、トランプ氏が国防総省に対し、テロ組織に指定した麻薬組織に対し軍事力行使を指示したと報じた。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、トランプ氏が特殊部隊の投入や情報支援などの選択肢を準備し、いかなる行動も外国のパートナーと調整して実施するよう指示したと報じた。

ホワイトハウスのアナ・ケリー報道官は、これらの報道内容を認めなかったが、「トランプ氏の最優先事項は自国の防衛だ。だからこそ複数の麻薬組織やギャングを海外テロ組織(FTO)に指定するという果敢な措置を取ったのだ」と述べた。

米国は2月、ベネズエラの犯罪組織「トレン・デ・アラグア」、メキシコの麻薬組織「シナロア・カルテル」、中南米にルーツを持つ六つの麻薬密売組織をテロ組織に指定した。

米国が麻薬組織に対し軍事行動を起こす可能性が報じられたことを受け、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は8日、メキシコへの「侵攻」はないと断言した。

トランプ氏は、メキシコの麻薬組織が米国に合成麻薬フェンタニルなどを大量に密輸していると非難しており、シェインバウム氏は対応していることを示そうと懸命に努力してきた。

シェインバウム氏は、「われわれは協力し、連携しているが、侵攻はない。あり得ない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News



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