BOYS II PLANETで波紋、中国人練習生イーチェンがチームを困惑させた詳細

韓国のグローバルボーイズグループオーディション番組『BOYS II PLANET』第4話において、中国出身の練習生イーチェンの行動がチームメイトとの間に摩擦を生み、大きな波紋を呼んでいます。数々の大型オーディション番組を手掛けてきた制作陣によるこの最新プロジェクトは、KとC、二つのプラネットでのオーディションが並行して進行する新形式が特徴です。激しいバトルを勝ち抜き、最終的に『BOYS II PLANET』で少年たちが一つに集結することを目指します。練習生たちを支えるマスター陣には、イ・ソクフン、KINKY、KANY、ジェジュン、シャオティン、JLLICK、イム・ハンビョル、ヒョリン、べク・グヨン、JUSTHISといった錚々たる顔ぶれが名を連ね、その動向が常に注目されています。

BOYS II PLANETのロゴとステージ背景、韓国グローバルボーイズグループオーディション番組の象徴BOYS II PLANETのロゴとステージ背景、韓国グローバルボーイズグループオーディション番組の象徴

責任感に欠ける練習態度とチームの苦悩

「1対1ランクバトル」において、中国人練習生のイーチェン(26歳)はTWSの楽曲「plot twist」チームに所属し、重要なキリングパートを担当することになりました。リーダーを務めるチョン・イジョン(21歳)が練習を主導する中、イーチェンは度々「トイレに行く」などの理由をつけて練習室から姿を消します。イジョンは「冗談抜きで7回以上は『イーチェン兄さん、どこに行ったんですか?』と言ったと思います。正直、そのあたりから少しイライラしていました」と当時の心境を明かしました。

イーチェンは練習初期から「中間チェックでは歌詞を覚えていなくても大丈夫」と余裕を見せていましたが、結果として中間チェックでは歌詞も振付も間違い、マスター陣は言葉を失います。マスターのハンビョルは「キリングパート担当なの?大丈夫?どうするの?」と厳しく問い詰め、イ・ソクフンも「表情がナチュラルじゃない。全部バラバラって感じ」と苦言を呈しました。重苦しい空気が漂う中、イジョンはチームの話し合いで「違うものははっきり伝えるべきだ」と感じ、「キリングパートを変えたほうがいいと思っています」と提案。しかしイーチェンは「なんで?何が間違ってるの?」と戸惑いの表情を浮かべ、反発する様子を見せました。最終的に、イジョンが練習態度が好ましいチェ・リブ(21歳)を推薦し、新たなキリングパート担当に決まりました。

BOYS II PLANETの練習室で話し合う練習生たち、中国人イーチェンとリーダーのチョン・イジョンの間に緊張が走る様子BOYS II PLANETの練習室で話し合う練習生たち、中国人イーチェンとリーダーのチョン・イジョンの間に緊張が走る様子

繰り返される問題行動とリーダーの苦渋の決断

新たな動線で練習を開始しようとする矢先、イーチェンは再び練習室から姿を消し、イジョンは「どこに行っちゃってるんだろう。コントロールができない」「進行に支障をきたしている」と困惑を隠しきれませんでした。ダンスレッスンにおいても、マスターから「踊りながら一度も歌詞をちゃんと歌えてなかった」と注意を受けるなど、彼の練習に対する姿勢は一貫して問題視されました。

イジョンは苛立ちを覚えながらも、「一行もまともに歌えないということは、歌を覚えていないということだよね?自分で未熟な部分は補ってほしいし…」と意を決して話しますが、イーチェンは話の腰を折るように「目標を決めませんか?」「僕たちはチームですよね?一人がダメだったらもう一度やり直して、補い合いながらやるべきじゃないですか?」と、状況にそぐわない提案を繰り出します。これにより、イジョンは困り果て、チームの空気は最悪の状態に陥ってしまいました。

しかし、チームのメンバーを自ら選んだという責任感から、イジョンはイーチェンの部屋を訪れます。「一人だけCプラネットのメンバーだよね。ここに溶け込もうと頑張っているはずだけど、僕があまりにも追い込んでしまったのではないかと…」と優しく語りかけ、関係修復を試みました。この対話を通じて、二人の間に少しずつ理解が生まれ、チーム内の関係改善に向けた一歩が踏み出されたのでした。

グローバルオーディションが浮き彫りにする課題とチームの成長

中国人練習生イーチェンの度重なる問題行動は、『BOYS II PLANET』というグローバルオーディション番組における、文化や価値観の違いが引き起こすチームワークの課題を浮き彫りにしました。しかし、リーダーであるチョン・イジョンが責任感を持ち、困難な状況下でも諦めずにメンバーと向き合った姿勢は、チームにとって大きな成長の機会となりました。互いを理解し、支え合うことの重要性が改めて示されたこのエピソードは、今後のオーディションの展開にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まります。

参考文献

  • ABEMA TIMES
  • CJ ENM Co., Ltd.